とびっきりの珍回答‼️

 あっちゃんあがつく・・・

 教育史の続きは今日はお休みです。(色々余裕がなくて・・・時間も気持ちも頭の中も。)

 さて、5月の中旬も過ぎようとしている今も、娘と孫が滞在中です。
ばあば ばあば
と なつく孫にほだされて、夜の寝かしつけまでお付き合いしています。
とはいえ、その時間には私は疲労困憊で、リクエストがあれは本を読んでやりますが、大抵二人のそばで、寝転がって弛緩した時間を漂っております。

っちゃんがつくアイスクリーム

 毎晩決まって読む一冊を、これまた疲労困憊の娘が眠気とたたかいながら、ろれつの回らない口調で読みます。

孫は寝入るまで、モゾモゾ、ぐるぐる、ママにくっついたり、離れたり、乗っかったり、降りたり、おっぱいをまさぐったりしながら眠りに落ちてゆくのです。
 波のように聞こえるママの声がなくなると「うーん」と不満の声をもらすので、それに応じお話が続きます。
っちやんがつくケーキが・・・・」

もう、本は閉じられて布団のわきに・・・・。
毎晩読んで覚えた『あっちゃん』を娘はぶつぶつつぶやいています。

 その呟きのトーンに誘われて孫はようやく寝息をたて始めるのです。

 先日、娘はふいに言いました。
「私、暗記って苦手だったなあ。『春はあけぼの』とか。・・・・・・キライだったなあ。」

教科書○○ページを開きましょう

「私って、本当にバカだったよね。」
娘はつくづくと言うのです。

クラスのみんなが解っていることか、私には解らなかった。
教科書のページを開くのももどかしかった。
ページをめくっているうちに、目に入る数字に混乱し、あら?何ページ開くのだっけ?
周りはとっくに開いている。

娘が‘’できる子‘’でないのは、わかっていたつもりですが、私はそのことを自分の心配事にしていませんでした。
健康で学校に通い、友だちと楽しく過ごしている様子だけで満足していたのです。
kyokoippoppo.hatenablog.com


  今私は、近所の小学校で支援員として働いています。
学習の理解でつまずく児童に手助けしている自分を思うとき、こういうことを自分の子どもにはしてやらず、よそのお子さんに、しているんだなあ。
と複雑な気持ちになるのです。

「あ○○にも、もう少し熱心に きめ細かく勉強を教えてやれば良かったね。」
こう言うと娘は
「いやあ、いいんだよ。家に帰っても先生みたいな人がいたら私は潰れたよ。」
と言うのです。
 心配事にしていなかったとはいえ、娘の宿題をみてやったりテストの直しを手伝ったりはしていましたので、まあ、娘の様子からその心境は伺えました。
私の説明に、はなから耳を傾けたくない素振りの態度をただし、さらに私の説明に熱が入れば、娘はじれて
「つま先が痒い。」
とむずがり、自分のつま先をもみしだき半泣きになってしまうのでした。
「どうせわかんない。」
とふくれ面をし、体丸ごとで拒否したものです。
私の勝手な推測ですが、頭の血がざあっと末端に撤退してゆき、つま先が痒くなったのではないでしょうか?ちがうか?

 娘の言葉は続きます。
「それに、勉強はできなかったけと、私は自分がどうしょうもないとは思っていないよ。
人との付き合いや、得た友だちを思うとき自分悪くないと思えるよ。」

そうか、そうか、私はその娘の言葉に安堵するのです。
そうね。親バカ満載だけど、確かにその通り。
うちの子、学業は低迷していたけれど、正直で、話は面白く、魅力的。私はその子を”バカな子”とは思わない。

かっばかっばらった

 学童時代の子供たちのテストの珍回答をとってあります。
私にとって、それらは保存する価値があったということですね。
本日はそのなかでも、娘のベストオブベストをご紹介!
ちゃあんと、了解とりましたよ。
「お好きにどうぞ。」
こんなことは、自分の笑えるネタであって、恥ずべきものではないという感覚のようです。

テストの問題は
「『かっぱかっばらった』はいくつのまとまりでできていますか?
というもの。娘はそれに何と答えたでしょう。






こたえは・・・・・かっぱ


 いま、現場でこんな児童がいることを知ったら
「こりゃあ。問題読めてないよね。学習支援必要だよね。」
などと私は騒ぐのではないかしら。

「いくつ」と問われて「かっぱ」と答えた娘。
印刷されたいくつのの字をかっぱのの字にして答えいる。


 その後も勉強に苦労し、社会に出てもいつ自分が地雷を踏むかとドキドキし苦労したという娘。

そんな娘も今はお母さん。
『あっちゃんあがつく』を覚えて読み聞かせをしています。
っちゃんがつくおやつのじか
おやすみなさい。

我が子たちの珍回答、まだまだありますよ。
そのうちにね!