夏は来ぬ・・夏はこぬ!

曇天続きタイツ着用

『夏は来ぬ』(なつはきぬ)は、佐佐木信綱作詞、小山作之助作曲の日本の唱歌である。1896年5月、『新編教育唱歌集(第五集)』にて発表。2007年に日本の歌百選に選出されている。

卯の花(ウツギの花)、ホトトギス、五月雨、田植えの早乙女、橘、蛍、楝(おうち)、水鶏(くいな)といった初夏を彩る風物を歌い込んでいる。

「夏は来ぬ」は文語で、「来」(き)はカ行変格活用動詞「来」(く)の連用形、「ぬ」は完了の助動詞「ぬ」の終止形で、全体では「夏が来た」という意味になる。

Wikipedia より、 唱歌『夏は来ぬ』についての記事より
 歌詞が美しく好きな歌の一つです。
・・・がこちらは”来ぬ”・・こぬのです。夏が・・。
本日も曇天。最高気温は16度の予想です。
保育所では孫の運動会が行われます。
熱中症の心配もいらないし、日焼けの心配もしなくてよいのですが、夏らしさを感じる間もなく季節は秋に向かっているのです。
北海道では8月のお盆を過ぎたら「もう秋」という感覚が強く、秋はもうすぐそばに控えております。
それなのに20度に届かぬ気温・・。さびしい限りです。

夏の庭

 それでもわが庭は少しずつ代替わりが進んでおります。
ということで「夏の庭」と見出しをつけました。
春先から今まで庭の様子を発信してきました。
ですから流れに沿う形で、「新しくお目みえした花を貼り付けて記事にしましょう。」
ということなのですが、それにしても、鑑賞に耐えるほど作りこまれた庭でもなく、あちこちに散らばって咲く花たちが顔を出しましたというばかりの我が庭です。

写真をただ並べてみるばかりでは芸がない。
せめて花の名前も添えてお伝えできたら・・・と思ったわけです。
f:id:kyokoippoppo:20190706164714j:plain:w330:left閉館時間せまる図書館に駆け込んで本も数冊用意しました。
食卓でそれらを広げていたら、「何だ?それならこれを使え」とばかりに夫が自室からどでかい雑誌を持ってきました。
「あら・・ありがとう。」
と言いつつも私の心には別のつぶやきが・・・。
「え??買ったの??少しずつ物を減らしてゆきたいのに・・・。ホントすぐ買っちゃうんだな!!」


(一体いくら?・・・今確かめてみたところ3600円!!!!¥¥¥¥!!!!)

北海道の草花

北海道の草花

  • 作者:梅沢 俊
  • 発売日: 2018/06/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

とはいっても、夫が自分の小遣いで買ったものにクレームつけて一悶着起こしたいわけではありません。
とりあえず開いて感じたことは、この本で花の名前を解明するのは難しいということ。
豊富にある草花は科目ごとに並べられていたからです。
もちろん、これってなでしこかな?とか菊の葉のようだとか科目から特定の花に辿り着くことが不可能だとは言いません。
しかし、科目もかいもく?となると
厚い本を1ページずつめくって、巡り会いに期待しなければなりません。
大変!!探せんわ!!!
・・で私は、再び色別索引の載っている図書館の本に持ちかえてページをめくるわけです。
あっ、これかな?という花が見つかる確率は数段アップします。

目玉焼きの花

 さて、「マトリカリア」という名前を聞いて「ああ、あれね。」
とピンとくる人は少ないと思います。
マーガレット」ではどうでしょう。これはイメージわく方が多いでしょう。

小さな目玉焼きのような花を思い浮かべますね。
(調べたところマーガレットは本来モクシュンギクと呼ばれる本来のものと、近種のもとの交配によってできたものも含めてそう呼ぶそうです。)
そしてこの目玉焼きのような花はけっこう種類が多いのです。

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前回紹介したフランス菊もそのひとつです。写真は雨に当たって倒れてしまった我が家のフランス菊たちです。
種をまき散らさないうちにと刈り込んでしまいました。


 私がこのたび夏の花として紹介しようとしたのはこの花です。(紫の花の下の小花)

これは何という名前なのでしょう。
マーガレットフランス菊でないことは分かる。ではマトリカリアかな?
本のページの画像だけだは判断できかねます。
これらを見分けるためには、花の大きさや葉の形状を見ていき更に絞り込んでゆかなくてはなりません。
可能性のある名前が出てきたところで再び夫が差し出してくれた本も開いてみました。
すると別のページにも似た花が・・・。
おや?これも何だか似ているぞ。

マトリカリア

決着の決め手となったのは、この件を保留のまま、別の花の名前を知りたくて開いた『ハーブの写真図鑑』という本の1ページでした。

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庭に出て葉っぱを取ってきて並べてみました。
特有の匂いも・・・うん確かにあります。
花の名前は「フィーバーフュー」かっこ「ナツシロギク」イコール「マトリカリア」ということに落ち着きました。


herbfarmさんこれで良いですよね。
herbfarm.hatenablog.com


ほお、今日はここまでだな。
本日の保育所運動会楽しく観覧してきました。
午前中は肌寒かったものの、終了後の午後になってようやく夏の太陽が温かさを届けてくれました。
残りの花については次回の記事にまわしましょう。

  *  *  *  *  *

この夏シロギクですが、地味なようでいて瓶にさすととてもかわいいの。
庭にわっさり生えているレモンバームの葉とともに、梅酒の瓶に生けました。