夕日を見送った後に

娘と孫

 我が娘は、ただいま夫君と別居中。
ふるさとに戻って、ひとり娘こっチャンとの二人暮らしです。
夫くんは出張エリアがこの辺りなので、たびたび顔を見せては交流を続けております。

 実家が近くにある環境はいろいろ都合が良く、だからこそ「ここ」をとりあえずの拠点にしたわけです。
私も、遠くで母子のみで暮らす二人を心配するくらいなら、「ここ」で・・・と思い、できる限りの支援をするわけです。

これが二人の実質的、精神的な手助けになっているなら大いに結構なことではありますが、このような形態が定着してしまうという側面もあるわけです。
居心地よければ、そこにいつまでも留まり安住を決め込むかもしれません。

そう・・・・そういう側面をちらりちらりと感じながらの暮らしです。
また、いくら手助けしてやりたいとはいえ、私は私の時間を確保したいという正直な思いがあります。
せっかくやってきた「休日」を自分のためにも使いたいのです。
前回記事で話題にしたように、「お片づけ」だって進めたいし、ブログだって書きたいし・・・。

淋しい夕方

 そんな私の心情を汲み取ってか、連休中日・・・朝から娘と孫は音なし・・昼も音なし・・・おとなし・・・しめしめ・・・。
それでも夕方お昼寝から目覚めた時間には、淋しくなってしまったのでしょうね。
目覚めのぼうっとした目に映るのは、夕闇せまった空。
暗くなりつつあるお部屋。
「買い物に行くのだけれど、ばあちゃんも一緒が良いらしいの。つきあってくれる?」
娘から連絡が入りました。
夕方まで自由にすごしたばあさんでしたので、
「いいよいいよ」
と返事をしました。

美しい夕焼け

 娘の車でゴーーー。 
西の空はオレンジ色に染まりだし、
「ああ!!きれいだ。」

日本列島に刃を剥いた台風が去り、何事もなかったかのように美しい夕日が沈んでゆきます。

「今日のもきれいだけど、写真は我慢しておこう。」
今まで何回もブログで紹介しているもんね。
 
黄色がかった光が満ちる西の空と、そこに浮かぶシルエット・・・電線にずらりと並ぶカラスたちを横目で見ながら帰路についたのでした。

なんじゃあ!!あれは!!!

ところが、北へ向けて走る車窓の右手・・・そこにぱっと「明るい色」が灯り、それを目の端が捉えました。
「なんだ!!ありゃあ!!」
という反応が先に来ました。

オレンジ色の大きな灯り。月でした。
「おおお!!!右折してくれい!!」
右折後、畑横の路肩に車を停めてもらい、写真も撮ってもらいました。



写真に収めると、大きさの実感は薄れてしまいます。
でもね。とにかく大きかったのです。そして赤味がかっておりました。
f:id:kyokoippoppo:20191014182923j:plain:w330:left  月はみるみる昇ってきました。
こっチャンがいいました。
「オチュキシャマ(お月様)が、太陽になったの??」
「こっチャン!!太陽があるのはあっちの黄色い色のお空だよ。」

結局夕日は見送ったものの、このようにお月様で立ち止まることとなった次第です。

 月は高く昇り、それはそれは冴え冴えと、鏡のように輝いておりました。

台風で被災した人たちは、このお月さまに慰められたでしょうか?
それとも、月を眺めるどころではなかったのでしょうか?

そして朝・・連休最終日

 朝日は、東向きの窓に再び戻ってきました。
夏の間、北寄りだった日の出の位置は少しずつ南へと移動し、窓から深々と、朝一番の日差しを届けてくれるようになりました。
寒さは厳しくなりますが、日差しは長く部屋に差し込み、気持ちを温めてくれます。

これは今年3月の日の出。

kyokoippoppo.hatenablog.com

その日は早々と例の二人組がやってきました。
「もう早来たのか!!」
もうすぐ4歳になる孫は、着たい洋服を主張するようになって朝からママと一悶着あったようです。


ジャジャーーーン!!

「ピンクばかり好きで困ったもんだ!!林家パー子か?!!」
ママは苦笑い。
さてさて、ここで私の自由が奪われるとは!!
「ならば。」
と、お外作戦発動です。
庭に出していた鉢の土を入れ替えて、そろそろ玄関フードへ入れようと考えていたのです。
外は昨日とうってかわってポカポカ陽気。
レジャーシートを敷いて、おやつも持って外遊びやお手伝いで気を紛らわせることとしました。
午前中いっぱい外仕事に精をだすことができました。