占星ネタだよ!土星回帰・・・29歳の頃 サタンリターン

 この私小説家の著作によって、貫太は確かに人生を変えられた。二十九歳時以降、その著作を唯一の心の支えとして日々を経てていた彼は‘’沒後弟子‘’を自任し、やがて自らも私小説を書き始めている。

そして下記は傷害事件で逮捕された時の心境です。

 もはや二十九歳になっていた貫多は、そうした状況が重なってゆくにつれ、ようやくに、自分の人生の敗北を心底から認める気になっていた。

        『芝公園六角堂跡』より

・・・・とのっけから「貫多」の登場でまた?まだ?このネタですか?と思われそうてすが、今回はちょっと路線が違います。
(「貫多」って誰?という方はこちら見ていただけたらありがたいです。)
kyokoippoppo.hatenablog.com


キーワードは『29歳』

 29歳で、ああ!はい!とピンとくる方はおそらく「星占い」を知っている方ではないでしょうか?

 「北町貫多」と星占いなどを勝手に繋げてしまったら、貫多さんに白目を剥かれ、鼻を鳴らされそうです。

 でも、星占いを一生懸命勉強した私は「29歳」に着目せざるを得ないのです。

 星占いと聞くと、○○座の人の金運💰とか、恋愛運♥️とか、ラッキーカラー🌟という情報を連想する人も多いかと思います。でも、占星術をしっかり学んでいくと、むしろそのようなものから離れてゆきます。占星術はもっと複雑で、奥深く、面白いものなのです。

 俗にいう、星占いって当たるの?という疑問。

 私もその疑問を持ち、当然答えは解らない。
なら、自分で確かめてみましょ、ということで勉強を始めたのです。本やネットの情報をたよりに独学で。

 で、これは、当たる当たらないという世界ではなさそうだと感じています。つまり様々な読み方が可能で、指し示してくれるのはあくまでも「可能性」なのだな、と感じています。

 そうだとしても、星を読んで可能性を探るのは、とても面白いし、未来ばかりでなく過去の出来事と当時の星の状況を照合して、ああ、こういうことだったのかな?とこじつけのようにでも、解釈するのも面白いのです。

 産まれた時の天体の位置を表したものをホロスコープといいます。それは、その人固有のものとして
生涯使われてゆく地図となります。
 しかし、実際の天体はその瞬間から位置を変えていきます。月は刻々と、太陽は一日約一度ずつ。水星も、火星も・・・・・そして土星も。

 さて、土星は私たちに、試練を与える星といわれています。私たちの有り様を揺さぶってそれに耐えないものを壊します。
 そして新しい道へと導いてゆくのです。それは苦しい試練てすが人生の足固めをするためにさけては通れないもののようです。

 その土星の、公転周期は約29年。
つまり約29年たつと土星は自分の出生ホロスコープ土星の位置に再び戻ってくるのです。
土星回帰(サタンリターン)と呼び、この時期(見かけ上の逆行現象などもあり、29~31歳くらい)の時期に 試練、事故、ままならない事態などが起こることがあり、それは土星回帰の影響と考えるのです。


 と、勉強の結果知ったわけですが、それだって実際星の影響か?と問われれば私はわからない。でも、そうなのかもしれないと思いながら暮らしています。

 私自身についていえば、29歳時の出来事は迷いとままならなさそのものでした。そして、それがもたらした実りも確かにありました。

 いつか記事にしますね。


「貫多」いえ、西村賢太氏の29歳の出来事は、土星回帰の影響だったのでしょうか?

 これは、土星による試練と地固めだったのでしようか?

 他にもこんな事例はないものか?
書物のなかや、誰かの話の中で見つからないものか?
 探していきたいな。

追記・・・・・初めての読者が!といっても娘ですが。
娘よ!ありがとう。
そのおかげがどうかはわかりませんが、アクセス数伸びました。(これまで平均1人2人でしたが、今朝調べたら15人だったというレベルですが、私はビックリ❗だ。)
 読者を一人得たことが変化をもたらすなんてこと、あるのでしょうか?


 さて、このブログのタイトル、始めは
『まだ貫多ですか?と思わせての新境地』
というものでした。しかし、いかにも検索に引っ掛かりそうもないタイトルだと思い、こちらも変えてみました。
 変化の見込みや如何に?