心に効くもの・・・・蕾

もう一つの鉢

 前々回に、「金のなる木」の差し芽について書きました。
瀕死の植物の小枝が、息を吹き返したことを喜び、記事にしたのです。
kyokoippoppo.hatenablog.com
 今回はもう一つの鉢植え植物についてを話題にします。(名前はわかりません。)
以前、お友達からいただいたものです。
植え替えもせずに、(一度ぐらいはしたかしら?)
春~晩秋までは外に、冬場は室内に置いておきました。
そして、室内に置くとなぜか少しずつ元気をなくし、葉は細り、弱り、枯れて数を減らしてしまうのでした。
それでも、その鉢を春先表に出すと、脇のところからつややかな新芽が芽吹き、何とか復活をとげるので秋まで放置し、冬場は室内に・・・すると・・
というようなサイクルで数年生きのびていたわけです。

 とうとう昨年の春には、残った葉は一片もなく、ただ土だけがある状態だったのですよ。
それでも、外へ出せば健気なことに新芽が芽吹いたわけです。
その年の霜がおりる頃・・・例年のように漫然と私はその鉢を室内に移動しようと持ち上げたところ、鉢の下部に開いている小さい穴から土を求めて根が伸び、決して豊穣ではない地面に執着するようにしがみついていたのです。

ごめんよ

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ああ!なんと遅い気づきでしょう。
私はようやく鉢から植物を引き抜き、根の状態をみてやることにしたのです。
根はまるでプリンのように、鉢の形通りに抜けました。
中にポロポロの乾燥した土をわずかに抱き込んで、縮こまり固まっていました。


この状態で春を迎え、冬を迎えていたのです。
根は土を求め小さな穴から這い出して、土の精霊「グノーム」との交信を試みていたのでしょう。
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可哀想なことをした・・と私は自分の無精を恥じ、絡まった根をほどき、大きな鉢に土を入れ植え替えてやりました。
「それ!飲め!」とばかりにたっぷり水もやりました。
(二枚目のお絵描きはかなりアバウトだな)
まあ!!するとどうでしょう。

ご覧下さい。
この植物は我が家にきて初めて、茎を伸ばし、蕾を持ったのです。
いつ咲くのかな。
この蕾を見ることも、毎朝の私の楽しみとなりました。
花が咲いたら、この植物の名前も調べてみましょう。


これも「心に効くもの」の一つです。
 もう一つの楽しみであった夜明け前の金星と木星ですが、こちらの方はブログ記事にしてから晴天に恵まれずこのところお目にかかっておりません。

 明日は晴れるかな?晴れるにしても、明日は冷え込みが予想されております。
30年に一度級の寒波がくるのだとか・・。
もしそれが本当に30年周期なら、私は次を体験することは無さそうです。
しっかり味わうことにいたしましょう。