ウエルカム雪だるま

今週のお題「雪」

 今週のお題を見て「あれ?今頃?」
と思っていたのです。
北海道はオホーツク海沿いの我が町ですが、2月も下旬となり、雪もちんまりしてきました。
もちろんこのまま消えるわけではありません。
3月になってからの猛吹雪だって十分予想されます。

 しかし、二十四節気の『雨水』を越える頃ともなると、この地の雪も装いを変えてゆくのです。
雪は、日中の日差しを受け解けては夜には固まり・・・を繰り返し「堅雪」となってゆきます。
路肩の雪は、泥水がはねあがり茶色くなり汚れています。
こんな時期に『雪』のお題が出てもなあ、という気分で書こうとは思わなかったのです。

ウエルカム雪だるま

f:id:kyokoippoppo:20190225190056j:plain:w320:leftところが、今朝職場である小学校の職員玄関で何とも可愛いものたちを見つけて、頬がゆるみました。
迷わず写真に撮り、「そうだ!このお題に取り組むもう」と思ったのです。


(眩しい朝日が壁に反射して指で掘られた可愛らしい表情が映っていないのが残念!!)



 これを制作した子どもたちがやってきて、
「わあ!まだ残っている、」
と喜びの声をあげました。
昨日の日曜日は気の早い暖気が来ましたので、解けてしまったのではないか?と心配しながら登校して来たのでしょうね。
左から1年生、2年生・・・・・右端の大きいのは校長先生だそうです。
この時期の雪は水気を含んでいるので、雪だるま作りには向いているのです。
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 こちらの立派な雪だるまは、昨年大晦日に娘が孫のお世話を私に任せて熱心に作ったものです。
その頃の雪は乾いていて、つかんでもはらはら、押し付けてもはらはらと剥がれてしまうものでした。
バケツに水を汲んできて雪と混ぜてようやく形にしたのです。
こちらはもう、解けて解けて今や原型を留めておりません。

雪・・・後半戦

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 春先の雪は、もう降り始めの雪とはちがうのです。

ほんわりと真っ白で美しかった雪は、今や道路にあってはとんでもないオフロードと化し、屋根の上にあってはせり出す凶器となっております。

この深い轍は明日の朝には凍りつくのです。
ハンドルは勝手に左右に動き、タイヤは激しい振動を生むことでしょう。


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長くはみ出した氷の鍵盤は、いつ落ちるか予測不能
これに当たれば命の保証はありません。
屋根の下は絶対なる立ち入り禁止区域です。

このように、汚れても、屋根で氷板になろうと、一直線に解けてくれるなら、ありがたいのですがね。
春は行きつ戻りつ、真冬日は再来するし、新たな雪も降ることでしょう。
春の猛吹雪も珍しいことではないのです。
3月末の卒業式・・・・春めく日差しの中、在校生が作る門出の道を歩くのか?
雪の舞う中、身を縮めて歩くのか?
これはお天気の神様次第なのです。

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今日も比較的暖かな一日でした。
小さくなった雪だるま君、また明日。