山の裏側 生活の裏側

行けども行けども

 サロマ湖ネタ第2弾の前にミニブログを挟みます。
ゴミを捨てて来たというだけの話です。
ホタテの稚貝の貝殻を、我が家のゴミステーションに放置しておりました。
kyokoippoppo.hatenablog.com

放置といっても、あらかじめ十分に水気を切り、ハエの侵入を防ぐため、しっかり口を縛り、ビニールの破れにはガムテープを貼り、その上で置いておいたのです。
しかし、それでも連日の暑さで悪臭を放ち始めました。
貝殻は「燃やさないゴミ」で、その収集日はまだ先です。
これ以上放置するよりは、自分で運んでしまおうと決めました。
せっかく走るのですから、ついでに我が家に残る他のものも処分することにしました。
指定の袋に入らず置いてある燃やさないゴミたち・・・・カーテンレールや、座椅子の骨組みの鉄パイプ。スキー靴や、中身が残っていたため捨てられずにいたスプレー缶。それに加え実家のホタテ貝殻と娘の家のゴミまで軽自動車に積んで、町の最終処分場まで走りました。
二つあったうちの一つが数年前に閉鎖されたため、初めて行く場所です。

道道にみえる入り口の表示から東側の山に入ってゆきます。
山は、旺盛な生命力をまざまざと感じさせる濃い緑色で溢れています。

青々と美しい山。緑のトンネル。そしてセミの声、鳥のさえずり。

www.youtube.com

臭いがこもるため、窓を全開にしていましたからもう、「緑」と「ワンワンと響く音」そのものの中を進んでいくという印象です。
細い道をくねくね登っても登っても、それらしい場所にはたどり着きません。
表示に3キロとあったからそれなりに走るとは思いましたが、この道はどこまで続くのか?

少々心細くなった頃ようやく、管理小屋が現れました。


広く平らにならされた場所には、家々から出た不用品が山積みになっていました。

美しい山の裏側には、人々の生活からはじき出されたものたちが積まれ、カラスたちがしきりとビニール袋をつついていました。

何だか心痛む風景でした。この場所がなければ実際困るのですがね。
我が家のがらくたと、ウジがわく寸前の貝殻ゴミを放り投げ、この場を後にしました。
敷地が豊富で、人口の少ないこの土地のゴミ事情にも心痛むものですが、都市部のゴミの実態はどうなっているのでしょうね。