小鳥埋葬

小さなみどりの小鳥


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昨日(15日)は神社のお祭りでした。
休日でしたので、
「リーディング倶楽部たんぽぽ」という、ボランティアサークルのお手伝いをした一日でした。
kyokoippoppo.hatenablog.com

メンバーのお店(畳屋さん。カーペット、カーテンなども扱います)横の空き地が会場でした。
物を取りにいこうとしたMさんが、困ったような顔をして戻ってきて言うことには、
「鳥が店の入り口のところで死んいるんだけど。💀」

どれどれと行ってみましたら、おりました。
小さくて緑色の小鳥が。

南に面したガラス窓に当たって落ちてしまったようです。
よく見ると息をしている。
胸の辺りの羽毛が小さく動いておりました。
「脳震盪起こしたんだわ。」
「そのうち飛び立つよ。」


我が家でも似たようなことが、度々おこります。
ばつんという音が窓でして、あわてて下をのぞくと雀がひっくり返っている。
でも、しばらくすると雀はたいてい元気を取り戻し、飛び去ってゆくのです。

ほらほら元気になってきた

 見守っておりましたら、小鳥は閉じていた目をわずかに開けました。
「ほらほら、目開いた。」
倒れていた身体を起こして、か細い足で立ちました。
回復しつつある小鳥ちゃん。
羽を遠慮がちに開いてはたはたと2、3回はばたきさえしました。
「もう少し」「もう少し」

そこへ見知らぬおじさんが・・・。
あまりに自然に現れ、そっと小鳥を手に包みましたので、私たちは野鳥にお詳しい手慣れた方なのかな?
と思ったわけです。
メジロは目の周りがもっとくっきり白い。」
などと教えてもくれましたし・・・。
小鳥は抵抗もせず手の中におさまりました。
つんつんとやさしく、あくまでやさしくおじさんは小鳥の頭をなでると、裏の花用コンテナの土の上に小鳥を降ろしました。
そうね!!
固いコンクリートの上よりも、土の上の方が良いかも、という感覚も分からなくはない。f:id:kyokoippoppo:20190916160137j:plain:w310:right
しばらく遠目で見ておりましたら、小鳥は再びはばたきました。
ところが、羽が、生えている植物の茎にひっかかり、仰向けにでんぐり返ってしまったのです。
私はとっさに近づいて、そっと小鳥をつかみ障害物のない土の上に置いてやったのです。

ごめんよ

 その後急速に小鳥は弱り、目を閉じてしまいました。
ああ!!哀れ小鳥。
何が悪かったのか?
まずはおじさんの行動!!
そっとしておけば良かったのです。
いや、そっとしておいても死んでしまったかもしれません。
でもそうであれば、小鳥はそれまでの命だったのだと思えます。
仕方ないと思えます。
しかし、人の余計な介入があったことによって、死因はその介入の故と考える余地が生まれます。
そして、私の行動も!!
私はそれに加担したのか!?

ああああ!!!!ごめんよ。
フリマ終了後そばに行ったら、小鳥にはもうハエがたかっておりました。
ビニルに包んで小鳥を持ってきました。
そこに放置するのではMさんも迷惑だろうし、何だか小鳥がかわいそうで・・・。

埋葬

f:id:kyokoippoppo:20190916161927j:plain:w400:left一晩置いてしまいましたが、今朝庭に穴を堀り、秋明菊一輪とともに葬りました。
土をかぶせたあとからもう一輪。
 *    *    *
ネットで検索してみたところ、「静かに見守る」のが一番のようですね。






小鳥の名前は何というのでしょう?ご存知の方がいらっしゃいましたら教えて下さいませ。
メジロではないとして、アオジだと大きさが違うようにも思われます。
雀より小さめの小鳥でした。