求めるもののすれ違い

ふっくら粉

 「ああ、蒸しパンが食べたい。」
という娘の声を何回聞いたことでしょう。
娘はチーズケーキだって、スポンジケーキだって、シフォンケーキだって、クッキーだって作りますが、私の作った蒸しパンが食べたいと・・・。折あるごとに言っていたのです。

私はそれを聞きながらも、気持ちの余裕がなく、先伸ばし先伸ばししておりました。

しかし、先日買い物に出たついでに
ふっくら粉を購入。
本日のこの記事、実は日曜日・・5日前の出来事です。(他の記事が侵入してきてようやく本日書き上げました。)
 
お手頃価格の蒸しパンミックスなどもあるのですが、せっかく娘のリクエストに応えて作るのです。
やはり、これこれ!
ふっくら粉!

ふっくら粉はおそらく、北海道にしか出回ってないローカル品なのではないでしょうか?


ほくべいヤフー店のホクホウ ふっくら粉 700g 【ミックス粉】 メール便 送料無料: 31964001ならYahoo!ショッピング!ランキングや口コミも豊富なネット ... パソコン版で見る. 北海道では馴染みの一品。北海道を離れた方は、食べると懐かしいあの頃がよみがえる!
評価(評価: 5)評価:5-3件のレビュー

・・・ほほう!!ネットでは売られておりますね。


ameblo.jp
こちら、札幌在住のかたの2012年に書かれたブログです。
摩周湖の物産展で初めて目にしたと書かれてありました。
斜里町で作られているこの商品・・・店頭販売しているエリアはさらに限られているのかもしれません。



小麦粉に混ざっているのは、膨張剤のみ。
砂糖が入っていないのが特徴です。
ですから、フレンチドッグやフリッターなどにも活用できます。

つぶれ蒸しパン

 蒸しパンは、子どもたちが小さい頃、時々おやつとして作りましたが、適当な分量で混ぜ混ぜして作ることが通常でした。

で、いつもうまく膨らまなかったのです。
蒸し器のふたを開けたとたん、しゅうとしぼんでしまい、一旦しぼんでしまうと、もう膨らみを取り戻すことはできませんでした。

花が咲いたような蒸しパンを作りたいのに・・・。
そう思いながらも無精ものの私は、適当分量の、潰れて身のしまった蒸しパンを毎度おやつに出していたのでした。


しかし・・・この度は娘のリクエストに応えての久しぶりの蒸しパン作り。
袋裏面に記載されている分量を意識して作りました。(それが当たり前なのでしょうがねえ)
粉に砂糖を加え、あとは水でゆるめればよいとレシピにはありましたが、
水に当たる量を卵と牛乳にして溶きました。
生地がやや固かったので、水を足して(結局分量無視か!って感じですね。)

蒸します。f:id:kyokoippoppo:20191115061954j:plain:w340:left

こちら甘納豆!!


花が咲いたように膨らんた蒸しパンf:id:kyokoippoppo:20191115062252j:plain:w400:right








「おお!」

見事に花が咲いたような蒸しパンが出来上がりました。
上に乗せた甘納豆が、端に押しやられこぼれそう。

「出来たよ出来たよ!」
娘は喜んで食べてくれました。

娘が求めていたものは?

しかし、

「昔お母さんが作ったのって、もっとむちっとしていなかった?」

何と!娘が求めていたのは、こんなにフワフワしていない、むちっとした・・・・

つまり、私が
「しぼんでしまったわい。」
と思いながら出していた、蒸しパンだったのです。

私が昔求めていたものが今回は実現したけれど、それは娘の求めていたものとはちょいと違っていたということ。

それでも娘が、子どもの頃に食べた味を懐かしく記憶に残してくれていることを知り、ほのぼのした気持ちになりましたよ。

レーズンの方は、生地に混ぜこんで作りました。
甘納豆よりレーズンの方が美味しかったな。

粉は、まだたくさん残っています。
また作りましょう。


追記
本日11月15日・・北海道に低気圧が近づき停滞。大荒れ・・という予報です。
しかしこの地域は、大きな影響を免れております。
外はうっすら雪景色となり、風も強いようですが視界良好です。
日本海側はひどいのかなあ?
そして今日は孫の4歳のお誕生日です。