直木賞受賞!!『熱源』

 先程、直木賞受賞作品が発表されました。
テレビの音声が『熱源』と伝え、私は「おおお!!」と声を挙げ、画面に駆け寄りました。
『熱源』・・・・昨年晩秋に読み終えた作品です。
夢中になって読み進めたわけではありません。
しかし、放り投げることなく、寝る前には手に取って毎晩ちまちまと読み進めました。

結果その物語は、点滴のように私の心に沁み入って、一つの磁場を作りました。

作品の受賞は、喜ばしいことでありながら、
何だか、
私の『熱源』がみんなの『熱源』になってしまうようで、ちょっと複雑な気持ち。
しかしね・・。
川越宗一さんの、他の作品は読んだことがない私。
いっぱしの「ファン気取り」をするのは間違ってますね。
川越さん!!受賞おめでとうございます。
www.shosetsu-maru.com
こちらの記事より一部抜粋いたします。

 九州にルーツを持ち大阪で生まれ育った著者が、北海道の先住民族たちの物語を書くことになったきっかけは、夫婦旅行だった。妻のリクエストで二〇一五年夏に北海道へと足を運んだところ、知られざる歴史と出合った。
「たまたま室蘭から足を延ばして、白老町アイヌ民族博物館へ立ち寄ったんです。そこに、ブロニスワフ・ピウスツキという人物の銅像があったんですよ。説明書きには、一九世紀末から二〇世紀前半にかけて活躍したポーランド人の民族学者で、アイヌを研究していたと記されていました。彼はわざわざ地球を約半周してきて、北海道の少数民族研究の先駆者になった。その歴史的事実に不思議さというか違和感を覚え、ピウスツキについて調べ始めたんです。その過程で樺太出身のアイヌ、いわゆる〝樺太アイヌ〟であり、日本初の南極探検隊に参加した山辺安之助という人物の存在を知りました。ピウスツキと山辺安之助が出会い、二つの人生が交差したポイントを軸に、物語を生み出せないだろうかという構想が生まれたんです」

過去記事の貼り付けが多いこのような記事は、ご法度かもしれません。
 でも、ここに『熱源』読後の私の発信を、再び掘り出して据えておきたくなったのです。
直木賞決定という記念の日に免じて、ご容赦下さいませ。
kyokoippoppo.hatenablog.com
「ウポポイ」は本日開館100日前ということで、こちらも本日の北海道ニュースの話題になっておりました。
kyokoippoppo.hatenablog.com
kyokoippoppo.hatenablog.com
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『熱源』を発端にして、アイヌ民族についての興味を強くした私でした。

せっかくですので、2日前のこの新聞記事も貼り付けておきましょう。(汚れたテーブルにうっかり置いて油じみができちゃった。)