鳥に狐にお弁当

満月の日に

 満月の日、5月7日の出来事です。
『犬ものがたり』の区切りをつける事を優先したので、後回しの記事になってしまいました。
没にしようかな?とも思いましたが・・いやいや書いてみましょうと・・・。

 
 孫の通う保育所は、開所はしているものの「できるだけ自粛を・・」と呼びかけられており、ずっとおうちで過ごしております。
近所の公園に行ったりお散歩したり、パンを焼いたりと工夫して時間を過ごしているようですが、やはり退屈してしまうのでしょう。
(写真は先日一緒にこしらえたパン)

夕方こちらへ顔を出したり、逆に「遊びに来てえ!」
と呼び出されたり・・・。

7日は小鳥が住宅の窓にぶつかってしまい、しばし見守ったものの死んでしまったというハプニングもあり、娘はその死んだ鳥をどうしても触れないというのです。

そんなもんでばあば出動です。


ウグイスでしょうかねえ??

このように母親を頼りにし、その時間を奪ってしまうことを娘は申し訳ないと感じてもおりまして、せめても・・という気持ちからでしょう。
お弁当のおかずを作っておいてくれました。
休校中の小学校で働いておりますので、給食がない今は、お弁当持参です。
ありがたいです。

小鳥は帰りに私が持ち帰り、我が家の庭に埋めることにしました。

孫はベランダの小鳥が気になるらしく、食事中も何度も立って・・いや・・小鳥の存在を立ち歩く理由にしたかったという方が正解かな??
窓にかけよります。
その孫が
「キツネだ!!」
と大きな声をあげました。
小さなさな明渠をはさんだ向こうの畑で、キツネが二匹・・・・
くっついたり離れたり、
飛び上がったり、
じゃれあったり、
追いかけあったり・・・・
実にのびのびと活動しておりました。

一匹は明渠をまたいで、住宅近くまでやってきました。

娘がパチリ。

暗くなってきたので小鳥をタオルに包み、ビニル袋に入れて持ち帰りました。
孫は何やら妙に寂しくなったものか、鼻の下をのばして、長い顔になって泣き出しました。

 外にでたらオレンジ色の満月が東の空に・・。
駆けもどり、娘と孫に声をかけましたが、ほんの少しの間に月は雲間へ姿を消しつつありました。

でも、その夜高く昇った月は煌煌と輝き、寝室はそれはそれは明るく照らされ、神秘的だったと娘。

8日

 小鳥を埋葬
出勤・・・花壇の草取りに精を出しました。

 タンポポ、スギナ、増殖したムスカリだのに埋め尽くされた花壇を掘り起こして、綺麗にしました。
ムスカリは、前任校以前にここで働いていた時期に私が植えたもの。
ここまで増殖した責任は、はい!!ワタクシにございます。

 今こちらの開花状況は、水仙とチューリップとユキワリコザクラ
(ユキワリコザクラの画像は「四季の山野草」のページからいただきました。)
桜は開花寸前という感じですねえ。




 例のお弁当もおいしくいただきました。
前日作ったものですので、一晩冷蔵庫に保管。
職場のレンジで温めていただきます。
お昼時間は、お弁当やおにぎりを温めたり、カップラーメンにお湯を入れたりする人が順番待ち。
「おおお!!密だねえ!!」
と言いながらも、和気あいあい。
楽しいお弁当時間となります。


美味しかったよお!!娘よ!ありがとう。