ネタが押し寄せてくる
続けて書いた『犬ものがたり』を終え、書かねば!と思っていた『長男のこと』の記事を書いたら、一息つけるかと思っておりました。
ところが、ネタが押し寄せてくる。
いや、書く義務などないのはわかっておりますが・・・・
「書き残そう!!書き残したい!!」
と思ってしまうのだから仕方ない。
そこでこの度は、記事にしたい二つをうまくつなげて一つの記事にしようともくろんでいます。
で、タイトルは『冷蔵庫とソファー』ですが、
あぶり出されるのは冷蔵庫とソファー以外のものになりそうです。
冷蔵庫
発端は冷蔵庫からの水漏れです。
ふと目をやった冷蔵庫下の床が濡れている。
床が黒ずみウエッティーになっている。
もう、24年間も使っているものです。
ブーーーーーーーーーーンという不穏な音を立てながら、それでも冷凍し、冷蔵するお役目は果たしておりました。
「そろそろ寿命では??」
と夫にいうも
「大丈夫だ!!」
それっきり!!
夫とは、まず会話がつながりません。
冷蔵庫の下に発泡トレイを突っ込んで凌ぐも、やはりそれからはみ出た水が床を濡らす。
「いやああ!!これ床が腐るよ。」
「・・・・・・・・・」
会話にならず。
夫は風呂場で使っていた珪藻土のマット(これも二つに割れて壊れていた)を持ってきて敷きました。
水は滴れても床は大丈夫!!
・ ・ ・ ・ ・ ・
とやり過ごすこと数日。
珪藻土マットから外れた部分が濡れていて、もう、床の表面は浮き上がりはがれている。
「もーーーーダメだ!!どう凌いでも数ヶ月。ならば買い換えよう!!」
娘も加勢してくれて
「こりゃ買うしかないでしょう!!」
「うーーーーー。」
イエスかノーか分からない返事を、娘が勝手にイエスと解釈。
冷蔵庫購入の運びと相成りました。
こんな時期に?と思われるかもしれませんが、食料品の買い物も兼ねて隣町まで繰り出しました。
冷蔵庫の幅と予算に見合った、11万円ちょいの品物を選びました。
同日夕方には搬入してくれるとのこと。
大急ぎで買い物を済ませ家に帰り、これまた大急ぎで昼ご飯をかきこんで、新品冷蔵庫を迎える準備をはじめました。
旧冷蔵庫の中身を引っ張り出す仕事もなかなかなものですが、それに先立ち、搬入のゲートとなる玄関ホールにある
”やっかいもの”をどうにかしなければなりませんでした。
それは重たいスチール製の骨組みのソファーです。
次男からの預かりもの。
次男が引越しした際の荷物を、我が家が一時預かりしているのですが、そのソファーだけが玄関ホールに置いてあったのです。
当時荷物が届いたとき私は勤務中でして、駆けつけた時はソファーだけが玄関ホールに残っておりました。
次男が住んでいたマンションから出たものが、我が家の、ホールと居間をつなぐドアから入らないなどということがあるでしょうか?
「え???なぜ?入るでしょ。」
こんなものがこんなところに置き去りだなんてあり得ない!!
「工夫したら入るでしょ。」
と、促しても我が夫
「無理だ。」
数回ねばって声をかけるも、不愉快という反応しか戻ってきませんでした。
・ ・ ・
終了です。
・
・
・
そのまま2年間。
しかあし、!!そのままでは今度は冷蔵庫が入りません。
娘も
「入るはずだよ。」
「とりあえずもう一回挑戦しよう。」
と言ってくれました。
重い重いそのソファー・・・娘の協力が得られるのなら、何とかもう一度動かして試すことができます。
「無理だ。」
吐き捨てるように言う夫を尻目に挑戦!!
縦にしたり、
斜めにしたり・・・・無理なのか?
無理なら一旦外へ出すしかありません。
外はあいにくの雨。
でも、もう少しの角度の余裕で何とかなるのです。
扉を外してみることにしました。
こうすることで可動域が増えるのです。
・・・
・・
・
とおった・・・・。
「やったああ!!!!」通りました。
ずうっとずうっと我が家の玄関の邪魔者であったソファーが、お部屋に移った瞬間でした。
皆さんなら、こんな時、「無理だ」しか言わなかった相手に
何か言いますかねえ?
何と言いますかねえ??
私はね・・・・・・・何も言いませんでしたよ。
夫も何も言いませんでした。
私たちはこんな夫婦です。
まあ、馴染んでしまった有り様なのです。
それより、ホールからソファーがいなくなったことがとってもうれしかったです。
滞っていた気がようやく動き出すような気持ちになりました。
(冷蔵庫搬入のために、引き戸は外してあります。)
さあて!!ゲートはできた。
次は・・・・
テーブル寄せて、邪魔な棚を寄せて、冷蔵庫の中身を出してゆきます。
さんじょう漬けの瓶がいくつも出てきました。
底にわずかに液体が残るドレッシングとか。
封をされたまま忘れられていたタッパー内の食品とか・・・。
すごいね。
「ばあさん!!写真はいいのかい?
ブロガーたるものこれを記事にしなくて良いのかい??」
「おおおお!!!撮るわ。撮るわ。」
どうだ!!!!!
冷蔵庫・・やってきました。
ピカピカ光る真っ白な冷蔵庫。
黒ずんだ床の上に・・・・・黄ばんだ壁の中に無事収まりました。
その日、食器棚の中も整理しました。
いらない食器、リサイクル店に持っていく食器なども出して気分は爽快。
いらない食器やグラス類は燃やさないゴミとして出します。
でもこれらは消えてしまうわけではない。
これらのものは最終処分場に埋め立てられるのです。
ゴミゴミゴミ。
目の前から消え去っても、それは山奥に運ばれる。土の中に、自然の中に、地球の中に・・。
なんだか後ろめたい気持ちにもなるのです。
ソファー
さて、ソファに話を戻しましょう。
次男の引越し・・。
ここにも、我が家の問題が存在しております。
次男のお荷物預かりは、当時、相当に苦しみあがいていた次男に対して私たちがしてやった、たった一つのことでした。
うれしいプレゼント
今は東京で暮らす次男。
どんなところで、どんな仕事をしているのか?
想像することもできません。
叔父叔母の助けを借り、生活を建て直し、コロナの渦中ながら精力的に働いているようです。
生活も安定したようです。
そんな息子が母の日に美味しいコーヒーとジャムを送ってくれました。
ありがとうね。
ずっとインスタントコーヒーで済ませておりましたが、今朝はさっそくドリップしていただきした。
もちろんこれからも・・。
ジャムも美味しかったよ。
息子よ!!
ありがとう。
これを読んだら、相変わらずの父と母だなあと思うだろうな。
なかなかお父とお母は変われない。
でも、何とか折り合いつけて暮らしてゆくよ。