子どもたちの声が響く日を待ちながら・・・。

 始めにお断りしておきます、記事の途中に汚い写真が貼ってあります。

目に入れたくない方は今のうちにクローズして下さいませ。

素敵な仲間

 私が勤務する小学校にいる支援員は4名。
年齢はもちのろん!!私が最年長!!
皆気持ちのよい人たちで、気も合い楽しく働いております。


とはいえ、通常の勤務でしたらそれぞれの学級に所属して動きますので、共同の仕事は全くといってよいほどありません。

しかし、この度のコロナ休校により、私たちのお仕事の対象である児童たちはやってきません。
それによって勤務を解かれることはなく、出勤することは可能ですが・・・・・・
では何をする?
私たちは自分たちでお仕事を捻出するのです。

できることを・・・

 まず、始めに手を付けたのが図書室整理でした。
低学年向けの本が書棚の上にあったり、返却がアバウトでジャンル外のものが混ざっていたりしていた書棚を、大幅に入れ替え改善したのです。
それに続いて
●窓のさんのごみ取り
●階段手すりのごしごし磨き
●水槽室(水道の大元配管のような場所)の不用品撤去
●畑の草取り(これはすでに書きましたね。)
kyokoippoppo.hatenablog.com

●家庭科室とその準備室の清掃と片付け
●体育館脇の物品庫内の棚の移動と整理整頓。
●水呑場磨き

そしていよいよ本丸!
●トイレ掃除!

這いつくばって

 建ててからかなりの年数が経つ我が職場の校舎。
壁は剥がれ、雨漏りする箇所もあり全体的にくすんで汚れた印象です。
ちょっとやそっとのお掃除では改善できません。
特にトイレ。
薄暗く、
汚く、
臭い。

5年ぶりにここでの仕事に復帰した際、
「ここのトイレはこんなに汚れていたかしら!」
とビックリしました。
とくに男子便所のオシッコ用のトイレの汚れがひどかったのです。

仕事の合間に忍びこみ、こすってみたり、薬剤をかけてみたりしましたが、黄ばみはきれいに取れませんでした。
ですから、この度もどこまで綺麗になるか!
わからぬまま、それでもトイレの掃除に手をつけたのです。

見て下さい!!!この黄ばみ。
(始めにお断りしておりますので、ここまで読み進めた方には心おきなく「見て下さい!!」と・・・・・)

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しかし、これをピカピカにする方法を見つけ出したのです。


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そう!ゴム手袋に粉末クレンザーを付けて、手袋そのものでこすり取るのです。
これが一番研磨力を発揮することがわかりました。
便器も、
銀色の管の部分も、
壁もこれでこの方法でこすりにこすりました。
床磨きはトイレの床に這いつくばって働きました。
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真っ黒に汚れた水を何回も何回も取り替えましたが、それでも床のくすみ、黒ずみは取りきれませんでした。

達成感!!!!

しかあし!!!!
便器や、銀色の配管部分、壁は見ちがえるほど綺麗になりました。
ご覧くださいませ!
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先生方も驚いて
「ありがとうありがとう」
という感謝の言葉をいただき大満足です。

しかし、疲れたよ・・・・・・その日は口もきけないほどに疲れました。
皆も同様。
次の日は「いやあ、疲れたね。」
がご挨拶でしたよ。

息抜き

 昨日14日は、校舎内の掃除と、最近空き教室を利用してできた第二図書室内の整頓を行いました。

でもね、さすがにずうっと肉体労働というわけはいきません。
気力も体力も続きません。
合間合間に、骨休め時間も設けます。

ある先生が持ってきた知恵の輪は、今職員室でのブームです。
もちろん勤務としてやることではありませんが、職場の潤滑油としては有効なのです。
みな、それぞれの仕事を全うしているという信頼感があるからこそ、知恵の輪も正しく潤滑油としての機能を果たしているのだと思います。
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私は牛乳パックで作るブックスタンドをYouTube見ながらこしらえました。
昨日はある折り紙作品の作り方をああでもないこうでもないと考えていたら退勤時間になってしまいました。
結局YouTubeで同じものを発見。
さっそく作ってみました。



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同じ形のものを、少しずつずらして組んでいくもので、動かすことで形が変化します。
(色の組み合わせをたいして考えず作ってしまいました。私以外の3名はもっと美しく制作中であります。)




 すっかり”子どもたちのいない学校”が日常になってしまって、”あるべき学校の姿”は遠ざかり、その印象すれ薄らいでおります。
このまま「美装屋さん」に変身してしまいそうな私たちです。

来週は、ようやく分散登校が実現するかもしれません。
綺麗になった水呑場やトイレに子どもたちは気づいてくれるかな?

学校に子どもたちの声が響く日を待ちながら・・・。