『コルチャック先生のいのちの言葉』

『コルチャックの命の言葉』

この本を読みました。
tamacafe.hateblo.jp
たまさんの記事がきっかけです。
図書館にリクエストして待ちました。
入手できなかったそうで、美幌の図書館から借りてくれました。

ありがたや!!

そのようにして借りた本は、返却期限の延長ができません。
早速読みました。

読んだからには感想を・・・と思ったものの、なかなか手掛けられずにおりました。
そうこうしているうちに返却期日が迫ってきます。


 そもそも、何故なかなか手掛けられなかったのか?
他の記事が先行したというのも、理由の一つです。

でも、それだけが理由ではありません。

自分の心の中が整わなかったのです。
だって!
外野席から、
「愛に満ちた素晴らしい言葉です。」
「コルチャック先生は大変素晴らしい教育者でした。」
という感想を残す程度なら、改めて書く必要がないのでは?と思ってしまったのです。


私が、コルチャック先生の言葉を前にどんな姿勢で向き合っているのか?
これらの言葉を私はしっかり受けとめたのか?

自らにそう問わなければ・・・
と思ったのです。

ことろがそこには、胸を張れない自分がいるのです。
日々学校という場に向かい、補助的な立場ながら子どもたちと接している私。
私の子どもたちへの向かい方は、とてもコルチャック先生にはお見せできません。

私は子どもたちを正しく見ているでしょうか?
子どもたちを「人」として尊重し、信頼しているでしょうか?
子どもたちに、よき栄養を与えているでしょうか?
しっかり観察して、その姿から学んでいるでしょうか?


そうはなっていない自分を知りました。
今は、そこで足を停めたということしかお伝えできません。

この本は、明日には図書館に返さなければなりません。

そこで私は、
コルチャック先生が残した言葉のいくつかをノートに書き写すことにしたのです。

一ページのみ写真に収め、その他いくつかの言葉をノートに書き取りました。


それをしたからといって、私の中身がそう簡単に変わるわけではありません。

でもね、この言葉をまずは私が取り込みましょう。

その糧をいくらかでも子どもたちに分けてやれるようにね!
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この記事に足を運んで下さった方のために、せめて一つ、コルチャック先生の言葉を紹介して、この記事を閉じましょうね。

子どもは
未来に生きる存在ではなく、今、今日、現在に生きる存在です。


子どもには
自分の希望を真剣に受けとめ、愛情と敬意をもって扱われる権利があります。


子どもには
自分が将来なるべき人物になることが、ゆるされるべきです。


子どもたちの一人ひとりの心の中に住み着いている
「いまだ知られざる人」は、
私たちにとっては未来の希望なのです。