『コルチャックの命の言葉』
- 作者:ヤヌシュ コルチャック,サンドラ ジョウゼフ
- 発売日: 2001/11/30
- メディア: 単行本
tamacafe.hateblo.jp
たまさんの記事がきっかけです。
図書館にリクエストして待ちました。
入手できなかったそうで、美幌の図書館から借りてくれました。
ありがたや!!
そのようにして借りた本は、返却期限の延長ができません。
早速読みました。
読んだからには感想を・・・と思ったものの、なかなか手掛けられずにおりました。
そうこうしているうちに返却期日が迫ってきます。
そもそも、何故なかなか手掛けられなかったのか?
他の記事が先行したというのも、理由の一つです。
でも、それだけが理由ではありません。
自分の心の中が整わなかったのです。
だって!
外野席から、
「愛に満ちた素晴らしい言葉です。」
「コルチャック先生は大変素晴らしい教育者でした。」
という感想を残す程度なら、改めて書く必要がないのでは?と思ってしまったのです。
私が、コルチャック先生の言葉を前にどんな姿勢で向き合っているのか?
これらの言葉を私はしっかり受けとめたのか?
自らにそう問わなければ・・・
と思ったのです。
ことろがそこには、胸を張れない自分がいるのです。
日々学校という場に向かい、補助的な立場ながら子どもたちと接している私。
私の子どもたちへの向かい方は、とてもコルチャック先生にはお見せできません。
私は子どもたちを正しく見ているでしょうか?
子どもたちを「人」として尊重し、信頼しているでしょうか?
子どもたちに、よき栄養を与えているでしょうか?
しっかり観察して、その姿から学んでいるでしょうか?
そうはなっていない自分を知りました。
今は、そこで足を停めたということしかお伝えできません。
この本は、明日には図書館に返さなければなりません。
そこで私は、
コルチャック先生が残した言葉のいくつかをノートに書き写すことにしたのです。
一ページのみ写真に収め、その他いくつかの言葉をノートに書き取りました。
それをしたからといって、私の中身がそう簡単に変わるわけではありません。
でもね、この言葉をまずは私が取り込みましょう。
その糧をいくらかでも子どもたちに分けてやれるようにね!
この記事に足を運んで下さった方のために、せめて一つ、コルチャック先生の言葉を紹介して、この記事を閉じましょうね。
子どもは
未来に生きる存在ではなく、今、今日、現在に生きる存在です。
子どもには
自分の希望を真剣に受けとめ、愛情と敬意をもって扱われる権利があります。
子どもには
自分が将来なるべき人物になることが、ゆるされるべきです。
子どもたちの一人ひとりの心の中に住み着いている
「いまだ知られざる人」は、
私たちにとっては未来の希望なのです。