除雪の朝
冬休みが始まりました。
久しぶりの長期休みです。
私は、長期休みの間は勤務を解かれます。
役場で健康保険の切り替えをして、晴れてフリーの身に。
何をしよう、どこを片付けよう!
まずは年賀状を書き上げなければ!
そんなことを思いながら就寝。
朝、除雪車が行き来する音で目覚めました。
たいした降雪もなく、ここまでやってきましたが、いよいよ今季初めての除雪車出動です。
初日は除雪スタートかあ。
まだ暗い部屋に起き出して、クリスマスケーキの残り一切れとコーヒーを胃袋に入れてから外へ。
一人暮らしの義母の家の除雪に向かいました。
夫はまだ起きてきません。
自宅の除雪は夫の仕事にすることにして、まずは義母宅を済ませてしまいました。
さて次は・・
帰宅!!
まだ7時前。
次は結晶たちのお世話です。
お休みになった特別な気分に乗って、その後の様子を書き残すことにします。
もう、自分の趣味一色です。
自分のために残す試行錯誤の記録です。
遠慮なくスルーして下さいね。
こちらご覧下さい。
シャーレ状の入れ物に浸けてある結晶です。
始めは平たい六角形だったものが、厚みを帯び、ミョウバン結晶らしい姿になってきております。
しかし、しかし、お分かりでしょうか?
余分な出っ張りがあるのです。
結晶が育つ過程で、別の新しい核が付着したのでしょうか?
余分に増殖した部分があるのです。
これは確実に、美しい8面体を損なう原因となることでしょう。
しっかり付着しており、爪で引っ掻いたくらいでは取れません。
こちらはどうでしょうか?
一件順調な一粒に見えますでしょう?
しかし、裏が・・・こんなあんばい。⇒
写真では分かりにくいかもしれませんが、シャープなとんがりが無いことは一目瞭然!!
それでも、とりあえず水溶液の中に戻し、様子を見守っております。
形よく、透明な結晶が果たしてこの中から出来上がるのでしょうか?
せめて1つくらいは出来てほしいです。
せっかくですので写真撮影。
こちら12月20日のもの。
これが本日12月26日の結晶です。
教室の机の上に
冬休みを数日後にひかえたある日のこと。
宿題の丸つけなどをするために置いてある、教室内の私の机に一本の髪を見つけました。
そばに寄ってきた女の子の頭から抜け落ちて、そのまま机の上に残されたのでしょう。
「しめしめ、これば神様からのプレゼント。
結晶作りに精進せよ!ということだな!」
私は、そう解釈すると、それを無くさないように家に持ち帰りました。
そして本日、ミョウバンの水溶液を鍋で温め、瓶に移し変え、そこに割りばしに挟んだ毛髪を下ろしました。
冷める過程で毛髪に結晶が付きます。
それをそのまま種結晶にするのです。
しかし、前回の記事で述べたように、種にふさわしい結晶を一つ残すことはなかなか難しいのです。
放置するとこのように、結晶が密集し、固まって付いてしまいます。
こうなると精鋭となる1つぶをより分けることは不可能!
そこで今日は、”偶然の成功”を期待するのではなく、経過を見守り、手を加えて管理することにしました。
水溶液が冷め始めて、結晶が着き始めました。
貼り付いた結晶はまだ緩く、ピンセットで触ると容易に剥がれます。
いらないものを剥がし、
精鋭になりそうなものを残すのです。
そして、また水溶液に戻します。
残された種は10分程度の間に大きくなりますが、再び余分なものも貼り付きます。
10分ごとに取り出しては、余分を削ぎ、
精鋭を残す。
繰り返すこと6回ほど。
どれを選ぶか?
そして・・・、この3つの中からさらに1つを選びます。
どれにしよう。
まずは、大きいものの形が乱れ気味の一番下を、除去。(写真ではまともに見えるのですが・・)
残る2つを、眺めて、一番上に着いた小さな結晶を残すことにしました。
(これも写真で見るかぎり???何故??と見えますね。)
余分な結晶がこれ以上増殖しないように、フィルターで濾して綺麗にした透明な溶液の中に入れました。
そこで先輩の結晶と共に育てられるのです。
温度に注意!濃度に注意!
ミョウバンは溶液の温度の変化に敏感です。
せっかく育ったものを溶かさないためには、温度変化にさらさずゆっくりでも、室温のまま、自然蒸発による濃度変化で育ててゆきます。
塩は、濃度に敏感です。
溶液を継ぎ足したところ、次の日にせっかく育った結晶がきれいさっぱり無くなったこと2回。
前回紹介した四角い結晶も無くなりました。
スタートからやり直し。
おそらくね、ブログ発信という楽しみや張り合いがなければ、とっくにやめているでしょうね!
この試み!!
失敗も、進展も、試行錯誤もこうやって発信できるから、私は諦めずに結晶作りにしがみついているのです。