ボカロって??

『恋愛フィロソフィア』 

 長男Hが動画をあげました。
よいペースです。

新しい試みとして、アップする曲のジャンルを広げる宣言をしたのが、5月のこと。
その後
映画音楽より「UNTIL」
洋楽で「smooth criminal」
謡曲「First Love]
3本をあげました。
自身の満足感もあったようですし、紹介した記事に寄せられた皆様からのコメントは、彼の力となりました。

 この度はボカロ曲を編曲。
いくらか集客を意識して選曲したとのこと。
ポチリとして聴いていただけたら嬉しいです。
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こちらが原曲です。

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編曲によって、イメージがガラリと変わったなあと感じました。




ボカロ曲

●ボカロ曲というジャンルがある。
ボーカロイドのキャラクターが歌っている。
初音ミクが有名。
●『千本桜』が有名。
●最近は『うっせえわ』なんて曲が流行った。

私の知識はこのくらいのものでした。

今回は少しその知識を広めてみようかなと思います。
Wikipediaの説明を要約しますと、まずは、

VOCALOIDボーカロイド)とは、ヤマハが開発した音声合成技術、及びその応用製品の総称である。
略称としてボカロという呼び方も用いられる。メロディーと歌詞を入力することでサンプリングされた人の声を元にした歌声を合成することができる。

利用するに当たっては・・・

主にヤマハとライセンス契約を締結した各社がサンプリングされた音声を収録した歌手ライブラリを独自に製作し、ヤマハ製のソフトウェア部分と組み合わせて製品として販売する。

とのこと。

 下に貼り付けたものは、初音ミクを生み出した「クリプトン・フューチャー・メディア」に関する記事です。
クリプトン・フューチャー・メディアは、「音」を買い集め、提供する会社だそうです。
様々な音(効果音・人工的な音)を扱うなかで「声」の需要もありそうだと感じていたところ、ヤマハの技術に巡り会い、いち早くライセンスを受けたとのこと。
bunshun.jp
以下一部抜粋しました。

楽器を持っていない人、弾けない人でもパソコンさえあれば自由に音を組み合わせて楽曲が作れます。そしてこれらを使用するクリエイターの中でも、ニーズが高かったのが「声」だったんです。

――つまりは、自分が作った音楽に合わせて歌ってくれる「声」のソフトウェアを求める声があるだろうと。
 はい。それが歌詞とメロディーを入力するだけでボーカルパートを制作できる技術、ボーカロイドです。これはヤマハさんが開発した技術なんですが、開発当初は技術はあるけど何に使えるだろうって、実用化が進んでいない状況だったんです。こちらはユーザーに声の需要を見出していましたので、早速ヤマハさんにライセンスを受けて、それで製品化したんです。

――この「初音ミク」というキャラ自体は、いわば「オープンソース」で、誰もが二次創作していいものとして開放され、それが現在に至る爆発的な認知度につながるわけですよね。でも当初はキャラクターを無断で使わせないようにするとか、そういう考えはなかったんですか?

ありませんでした。というのは、初音ミクというキャラクターはボーカロイドソフトウエアを使って楽曲を作れば必然的に使われるもの。ミクがいろんなバリエーションでイラスト作品や、コスプレや、アニメーションといった「二次創作」になっていくことは、ソフトウェアとしての「初音ミク」の認知がどんどん広がっていくことになりますから、こちらが制限をかける必要はありません


bunshun.jp

ボカロの持ち味ともいえる声と歌詞・・・・それを取り除いてクラシカルな編曲に仕立てたものがHの作品です。
どのように受け取られるのでしょうか?

Hとボカロ

(以降の記事はHへの聞き取りを少々した上で書きました。)

初音ミク」が発売された2007年以降、ネット上を中心にVOCALOIDをメインボーカルに起用した楽曲が数多く発表されるようになり、そうした中の人気楽曲からメジャーレーベルから発売されるものも現れるなど、一つの楽曲文化の様相を見せるようにもなっている。

(Wikipediaより)

 そのような音楽シーンが展開していた頃、Hは札幌のキタラホール』の職員として働いておりました。

多くの著名な音楽家と出会い、その音楽に触れる日々でした。
格調高い音楽、完成された音楽。
それに触れる喜びはもちろんあったことでしょう。
しかし、当たり前ではありますが、スタッフとして関わることといち観客として関わることとは全く違うようで、きらびやかなコンサートの裏を務める苦労や難しさがあったといいます。

招いた奏者から発せられる「権威的」なものを、良い気持ちで受け取れない・・・そんな気持ちが増大していったとのこと。

またこの仕事をしながらも、作曲の勉強や試作を続けていたH。
その方法も定着しつつあったようです。
「音」を出しながら作るのではなく、とにかく「頭」の中で作るというのです。

頭で作る行程が実際どのようなものなのか?
私には想像できません。
息の抜けない仕事の上に、この「頭を使う作業」が重なり、
後に発症する「鬱」の原因になったとも考えられます。

十代でピアノに触り、音楽に目覚めた頃の喜びは、もはや遠くのものになっていました。

そんな時に知った「ボカロ」の世界。

「バンドをやりたいけれど仲間がいないんだ。」
「この曲を歌ってくれる人はいないかな?」
「自分の声をのせて歌ってみよう。」

そんな思いを持つ人たちがボカロで表現を始めており、高みを目指すというという野望も持たず、ただただ音楽を楽しみ、分かち合っている。
当時のボカロの世界をこのように受け取った、とHは語りました。

「ああ!!楽しそうだ!!音楽ってこういうものではないか!!」
つくづくと思ったそうです。

キタラの仕事を終えた後、まずはニコニコ動画に投稿を始めたのも、ニコ動で繰り広げられるこのような「場」に憧れたからでしょう。


鬱を抱え、社会から切り離されたような気持ちでいたHはここに、自分の作品をあげていくことにいたのです。

自分が学んだクラシックの作曲技法を基調にして作品を作りながらも、発表の場を「ニコ動」に定めたのでした。
その後にYouTubeにも同時発信してゆくことになります。


 息子の活動もしかりなのですが、SNSで何かを発信する人はどんどん増えてゆきました。
今やユーチューバーという職業が定着し、ボカロプロデューサーが大きな成功をおさめる時代となりました。

ありとあらゆる動画が溢れかえっています。
その中でいかに見つけてもらうか!!!

いくら作品をあげても他者に見出されなければ、それはただただ宇宙のように広大なネットの闇に埋もれてしまうだけ。

何をどのようにあげていくか??
常に考えているようです・・。
(今回の作品はニコ動の方で、多く聴かれ手応えを感じました。)

 今の活動が楽しいか?
と言われれば、もちろんそればかりではないでしょう。
広告塔としての楽曲アップ。
依頼曲に応えてゆくこと。
そして自作曲の進行。
そうやって積み上げてゆく日々が続きます。





本日は15日・・終戦の日ですね。
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『鎮魂頌』も添えましょう。


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もともとはスカルラッティの曲らしい。
それをアリプロジェクトという音楽ユニットが詞をのせて作品に・・
それをさらにHが編曲したものです。