月交点

 長男Hが編曲作品をアップしました。
作品紹介に合わせて今回書くネタは、シュタイナーの宇宙観の一部、及び「占星術」に関することです。
まずは、日向猫による編曲作品を貼り付けてしまいましょう。
今回もボカロ曲を手がけました。蜜柑星Pさん(オレンジスターまたはみかんせいPと読むそうです。)の作品です。
『雨き声残響』あめきごえざんきょう

www.youtube.com

このところニコニコ動画での手応えが大きいのです。
(息子の作品の中では…というレベルですがね。)
ボカロというジャンルとニコ動は親和性があるとはいえ、ちょっとした不思議現象に首を傾げているHです。

ここでは、YouTubeの方を貼りますね。
短い作品です。
もっと聞いていたいのに・・ふっとろうそくの火を吹き消したように曲が終わります。
あえてそういう終わり方にしたようです。

宇宙のリズム

 シュタイナーが語る宇宙の話も、占星術の世界も、私にはなかなか理解できません。
私の学びはまだまだ浅く、様々な解説を読んでも理解の追いつかないことが多いです。
それでも・・・いえ?それだからかな?
とても惹かれるものなのです。

今回は、自分の学び直しのための記事となりそうです。
貼り付けや引用が多くなります。

苦痛でなければ、お付き合い下さいませ。
 

 手元にある『あなたは7年ごとに生まれ変わる』を開きましょう。

宇宙と人体のリズムの関連について解説された箇所があります。

 人間は平均して、1分間に18回呼吸している。脈拍は1分間に72回だ。1時間の呼吸は1080回、1日24時間では25920回である。
 また、春分点春分時における太陽の位置で、地球の赤道を天球上に投射した天の赤道と地球から見た太陽の軌道である黄道の交点)が宇宙(360度)を一巡するのに要する時間は25920年である。1度につき72年かかるのである。

シュタイナーは、この25920という数を、1つの区切りを表す数ととらえ、25920日・約71年(数え年72歳)を人間の平均的な寿命としました。
それを越えて生きる年月は「恩恵」と考えるらしい。
もちろん、それに至らず人生の幕を閉じる場合もありましょう。
あくまでとらえ方ということです。
それにしても、1日の中に織り込まれる人間の呼吸の刻みと、宇宙の想像を越えるような時間の流れの中に同じ数字が見出されるとはね。
私はこれを知ったとき、びっくりして息を飲みました。

また、シュタイナーは、宇宙の(天体)の周期と人生の周期にも関連を見出しております。
それは占星術の世界そのものです。


西川隆範氏は、この考え方を東洋の言い伝えとも結びつけて、下記のように書いておられます。

19歳は地球から見て月の軌道と太陽の軌道(黄道)が交わる点が点を一周する長さ(18年7ヶ月)に相当し、25歳は地球から見て木星が天を一周する時間=木星の恒星周期(12年)の2巡目にあたる。
源氏物語』や『拾芥抄』という本で37歳を厄年としているのは、月の軌道と太陽の軌道の交点が天を一周する時間の2巡目に相当する。61歳を厄年また年祝いとするのは、ほぼ土星の恒星周期(29年半)の2巡目および木星の恒星周期の5巡目にあたる。
 18年7ヶ月という月交点のリズムは、人生の新しい曲面を開く転換期をもたらすといわれる。

(大文字はkyokoによる)
いかがでしょうか?

みなさんには思い当たることがありますか?
私は・・・「そういえば・・・」と思うのですよ。
私が神奈川からここへやってくるきっかけ・・夫との出会いは19歳間近の頃にもたらされました。

ノード回帰

 Hはこの11月で37歳になります。
37歳・・・月交点の2巡目なのです。
占星術の用語ではノード回帰と言います。

ノードとは月交点のこと。
Wikipediaの説明は以下の通り。

月の交点(つきのこうてん)は、月軌道の、黄道面(地球の公転面)に対する交点である。つまり、天球上で黄道白道とが交わる点である。

図で示すとこのようなものです。
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画像はこちらからお借りしました。
sup.andyou.jp


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この場所は歳差運動により常に動いております。

地球の歳差運動とは、コマが首を振るように約25800年かけて自転軸が回る現象です。

自分が生れた時の月交点(ノード)の場所は約18年7ヶ月経つと元の場所に戻ってきます。

これがノード回帰であり、西川氏が月交点のリズムと呼んだものです。


ノードは太陽の通り道と月の通り道が交わる場所であって、そこに天体はありません。
なので占星術用語では、感受点と呼ばれております。
この場所で新月や満月が起きるとことによって、日蝕月食が見られます。


 さてさて
Hの37歳・・災厄がやってくるのか?
人生の新しい曲面を開く転換期がもたらされるのか??
はたまた、感知できることは何もなく過ぎてゆくものか??
わかりません。
どうあれ、その人がいくつであっても、人の暮らしに何も無い、何も起こらないということはありませんね。
楽しみにしようではありませんか!!!!


因みに・・Hのノード回帰は来年2月の10日あたり。

西川隆範氏について興味を持たれた方はこちらを・・。
e-satoken.blogspot.com