では書きますか!

 「札幌お上りさん」の一連の記事にお付き合い下さった皆様。
ありがとうございました。

 一連の記事の最後に
「様々なトジ話は心に仕舞っておきましょう」
と書いた私。
すると…「それが知りたい」というお声が…。
そりゃそうです。
ドジな話は面白いからね!

それを封印しようとしたなんてブロガーとして失格ですわん!
よろしい。
書くことにいたしましよう。

かなり遠い地点から、少しずつ迫っていきますよ。
皆さんは私の失敗を推理しながら読んで下さいませ。

百均おもちゃ

 幼い子どもを連れての引っ越し業務。
大人が忙しくしている間、孫のKちゃんの相手をしてくれたのは、他でもないゲーム機器であり、タブレットで見るYou Tubeでした。
普段の生活では時間制限をかけておりますが、大人が大忙しの札幌滞在中は、無制限に近い状態となってしまいました。
孫はご満悦100%ながら、大人である私や娘は、そのことの負い目を感じるわけです。

ですから、一日の作業の終わりには、町の冒険をしよう!
と言って近所にくりだしたり、自転車デビューもさせてやりました。

スーパーの百均ショップで、好きな物を選ばせてやったりもしたのです。
たとえばこんなもの。
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(画像はこちらからお借りしました。)
#ユニコーンのたまご Instagram posts - Gramhir.com

水にいれたら小さなものが膨らむおもちゃ。

ホテルに戻ってから早速お水に入れました。

ピンクのユニコーンは、翌日にはブクブクと膨らみ、洗面所に設置されていたガラスコップに窮屈に収まっておりました。
取り出す際に割ってしまってはいかん!と思って私はそれをプラスチックのコップに移し替えました。

肝心の孫は、一回
「大きくなってる!」
と言ったかもしれませんが、とっくに興味を失い見向きもしなくなっておりましたがね。

ホテル歯ブラシ

 私が語りたいのは、そのおもちゃのことでなく、洗面所周りのことなのです。
そんなわけで滞在中のホテルの洗面所には、プラ容器に入ったそやつと、娘が持参した歯ブラシや、歯磨きチューブが並んでいました。
娘は、ホテルの歯ブラシは使い難いと言うのです。
自前のものを持参しておりました。
私は全く気にしませんがね。
昔のペッタンコの使い捨てと違い、十分使えるもの。
そのまま持ち帰り、家用に使う気満々です。


さてさて
慌ただしい退去の朝。
忘れ物はないか?
私は洗面所を覗きました。

歯磨きチューブや、保湿剤などを娘のカバンに!
更には、ホテルの使われなかった歯ブラシと、孫が見向きもしなくなった膨らんだおもちゃをひっつかみ、私のカバンの中へ入れました。
娘が「おもちゃは捨てて行っても良いよ。」
と声をかけましたが、私は何故か、そんなものまでカバンに押し込んだのでした。


歯ブラシ、おもちゃ…。
歯ブラシ、おもちゃ…。

大事なもの

 kyokoよ!
何故その時気づかなかった。
自分自身の大切なものを。
それの存在を私はいつ忘れたものか?

ああ!悔やまれる。

大切なものは仰々しい入れ物に入れて持ち歩くべし!


この度の、教訓です。

私はその大事なものを、来札するときはラップにひと包みして持ってきました。
札幌での数日を終え、そこを発つ前夜。
へたれたラップを捨て、ホテル歯ブラシが入っていたプラ包装の中にそれを突っ込んだのでした。

そしておもむろに歯磨き。
おもむろに。

その短時間の間にきっと私は、左手に握っていたそのプラ包装の中身の大切さを綺麗に忘れたのです。
記憶は曖昧ながらおそらくそういうことだったのだと思うのですよ。

無い!!!!!!

 くたくたの身体で自宅へ帰り着き私は
「!?」
と思い出したのです。
私の大事なアレはどうした?
と。

持ち歩いた全てのカバンの底。
それらのポケット。
着用した全ての衣類のポケット。
全てを探しましたが、それは出てきませんでした。

それは、それは、
私の部分入れ歯。
大事な大事な右の奥歯!!

概ね健康体であると自覚する私ですが、実は歯が弱い!

抜け歯に銀歯、差し歯に入れ歯という状態で、この度はその大事な部分入れ歯を紛失して戻って来たというわけなのです。

全く用済みの孫のオモチャや、ホテルの歯ブラシなどを持ち帰っておいて肝心な自分の歯を置いてきたとは…!


 私はその歯を常時装着しておりません。
物を食べるときだけ装着するのです。
4泊5日程なら無くても不自由などしないのですが、ほら!たあまの「お上りさん」でしたでしょう。
美味しいものを食べることを想定して、出発の朝、私はそれをラップに包んで持って来たのでした。

そして、あまり人目に触れさせたく無かったので、装着していない間は、ヘタレたラップにくるみ直して、カバンの片隅に突っ込んで過ごしました。
そしておそらく、最後の晩。
歯ブラシの空き包装などという半端なものにそれを入れて・・・
おもむろに歯磨きをして・・・・
その間に大切なものの存在を忘れたのです。

左手に握られていたものが、単なる洗面台に残されたゴミであると勘違いしたのだと思います。

悪いことに、その晩は部屋のゴミたちを集めてを大きなレジ袋をゴミ袋代わりにしていました。
何かを持っている左手をパラリと開けば、それは自動的にゴミ袋に落下する。
なのできっと私は、左手を開いてその落下先を見つめること無くそれを落として処分してしまったのでしょう。

帰宅後考えに考え、思い出せることをたぐり寄せた結果、それが一番近い事実のような気がします。

ホテルに問い合わせることも考えましたが、とてもとてもその勇気は出ませんでした。
もし清掃の際目につくところにそれがあれば、連絡してくれたかもしれませんがそれがない以上、私の入れ歯はゴミ袋の中。

諦めるしかありません。

この入れ歯・・。
ご記憶にあるかたもいらっしゃるかもしれません。以前はこんな憂き目にもあっておりますの。
kyokoippoppo.hatenablog.com


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あああああ!!!
私という人の本性が知れるというものです。
が、清きブロガーたるワタクシkyoko!!

これを書かずして何とする!!

笑って下さいませ。
そのうちに代わりの歯を作ることにいたしましょう。

写真は持ち帰ったユニコーン!!
水気がぬけて少し小さくなりました。
ばあばの反省を促すため、しばし出窓に置きましょう。