7とか15とか28とか…15の巻

 「15」

 「7」という数について、占星術の大家松村潔氏の著書
『ディグリー占星術』を参考に記事を書いた前回。

今回は「15」について書いてゆきます。
個人的な興味を追うものとなります。
読みづらい方は、ふっとばして下さいね。


今年37歳になった長男のホロスコープの解読に役立てるために、占星術における数の意味について書いていくものです。

前回の「7」は、Hが生まれた瞬間の太陽の位置(地球から見た黄道上の太陽の位置)に関する記事でした。(射手座7度)

この度の15は、
進行した太陽」の位置。山羊座15度についてです。
進行した太陽とはなあに?
と思われることでしょうが、詳しい説明は割愛いたします。

生まれた日から37日後の太陽や月の位置を、37年後のその人の一年間と対応させて読む方法があるのです。
プログレとも言います。


Hの進行した太陽は、山羊座14度に到達しました。
サビアン度数は、数え数字で読みますので山羊座15度となります。


15」を検索にかけWikipediaをのぞいてみました。

「7」では驚くほどの説明が表記されていて驚きましたが、

「15」だって負けてはいない!!

● 15 は合成数であり、正の約数は 1, 3, 5, 15 である。
● 5番目の三角数である。( 15 = 1 + 2 + 3 + 4 + 5)
● 3番目の素数番目の三角数である。
● 6番目の半素数である。
● 3番目の最初の連続素数の積を半分にした数である。
● 2つの連続する素数の積で表せる2番目の数である。
● 3連続の奇数の積で表せる最小の数である。
● 3番目の五胞体数である。1つ前は5、次は35。
● 逆数が循環小数になる数で循環節が1になる5番目の数である。
● 6番目のテトラナッチ数である。
● 4番目のベル数である。
● 3番目の完全トーシェント数である。
● 4番目のメルセンヌ数である。

・・・ええ!!???理解不能だわ!!
ああ・・まだありますよ!!もういいや!!
・・・・・・・・・・・・・
(中略!!ふっとばし!!)
ん???

● 6番目の幸運数である。1つ前は13、次は21。
幸運数とな??
幸運数とは何でしょう??
「幸運」の言葉に惹かれて調べてみましたが・・・これも降参!!!わかりませ~ん!!
なんだか・・途方もない量の説明になりそうで・・。

 先日、学級の本棚にあった三浦しをん氏の『舟を編む』を大変楽しく読み終えました。
国語辞典の編纂の現場には、想像を越える緻密な行程があることがわかり、感心したのですが、数字にも、これに匹敵するような緻密な解釈があり、多くの研究の成果が残されていることを知りました。

十の位と一の位を足しても良いのかね??

 はてさて・・
前置きだけで息切れしそうです。
私の記事は占星術における数字の意味を探るものです。
探るといっても私が探るわけではありません。
松村潔氏による
『ティグリー占星術』の記述を紹介しつつ語ってみる・・そんな内容です。

15の数字は1と5を足して6となります。

 15度のページの書き出しです。
え??こんな足し算有りですか??
と思いますよね。
小学生たちが足し算引き算を学ぶとき、とにかく「位をそろえる」ことを教えられます。
ですから15の数字から、「足して6となります」とは間違ってもならないのです。
それなのに・・、15に限らず、本書では、このような足し算が当たり前のようになされ、解説されています。

教育の場での計算ではご法度ですが、
このように、位の違う数字を足すやり方は「数秘術」などでは使われるようです。
数字根という言葉もあるのです!
例えば、65536 の数字根は 7 というように・・。(6 + 5 + 5 + 3 + 6 = 25 → 2 + 5 = 7)
私は初めてめて知りました。


数秘術15」で検索をかけ見つけた記述の一部です。

ncgovote.org

15番は、数秘術の1番と5番の積と見ることもできます。 同様に、核となる数秘術の数字、すなわち1+5=6に還元することもできます。

このようやり方で数の意味を探ることが、数秘術占星術では行われるのですね。


 さて、松村氏によると
という数は、「呼ぶものがあれば答えるものがある」という意味だそうです。
意識の三角形と環境の三角形が鏡像のように向き合っている形(六角形)だからです。

方や15は奇数であることから、外へ向かって発信するという性質があるらしい。

奇数の、収まりが悪いイメージからそんな解釈が生れるのかしら・・?

で、6を内包する15は、二つの解釈をあわせることにより、
「呼べば応えるはずだという確信のもと、自分を発信してゆく」という意味を持つのです。


Hのこれからの一年は、「呼べば応える手応え」を確信しながら、作品を発信し、進んでゆくことができるかもしれません。

30度の真ん中にある15度

 それぞれのサイン(~座とか~宮)の15を、松村氏は
「力のピークと押しつけ力」と解釈していています。


15は30度あるサインの真ん中です。
そのサインの性質がここで最も際立つといいます。
15までの間でサインの力の獲得に向かい、
15を境にそこから離れ、客観視する姿勢が生れるのだとか。

それは新月から満月へ
そこで折り返し満月から次の新月に向かう・・・・そんな流れのようだと述べられています。
そういえば・・

Wikipediaには、15について次のような記述もありました。

東洋思想では十五夜(満月)に当たる15という数字を「完全な物」として捉える思想がある。

東洋思想においても、
15はピークをあらわすのですね。


社会において自分が具体的に形にしたこと、現実に達成できたことによって、自分の存在理由を見出すサインである山羊座
そこの15度に、進行した太陽を据えたHの1年が始まっています。
どのようなものになるのでしょうか??