貫一おみや

冷たい西風

 連休2日目についてをアップしている本日は3日目の朝。
一日遅れの日記となっております。

昨日の朝は冷え込み、ようやくプラスという気温でした。
それでも、陽射しが差し始めた頃合いをみて庭に出ました。
この先、雨予報も出ていますからね!
出られるときには外に出て、手入れをしたいのです。
タンポポキュウリグサが早くも顔を出しています。
せっせと抜きました。
冷たい西風が吹いていて、寒いこと寒いこと。
鼻水が滴り落ちてきます。
一時間ほど頑張ったでしょうか?
ようやく家に戻りましたが、身体の芯から冷えてしまったようで、しばらくは温まりませんでした。

 草取りの後は、図書館へ。
先日大変楽しく読み終えたのが、
山本文緒
『自転しながら公転する』
でした。

同じ作家さんの、別の著書を借りにいったのです。

読んだ本について記録(感想)を残したいと思うのですが、これがなかなか難しい!!
あらすじも無しに感想を述べても、きっとなんのこっちゃ??となることでしょう。
かといって、あらすじばかりを書き綴っても意味は無し!!
あらすじによって本作の魅力は伝わらないからです。

『自転しながら公転する』
について書いてみようか?
やめておこうか??
迷いながらも、昨晩、下書きまで何とか終えましたので、アップすることにいたします。

主人公都の迷いや決断が、魅力といえる作品です。
結末を明かさないように気をつけましたよ。

貫一おみや

 主人公はという女性。
一時は、自分好みの服を扱う都心お店で働いていましたが、今は故郷(茨城)に戻り、アウトレットモールのテナントショップで働いています。
こちらも服を扱うショップですが、の好み~ナチュラル素材でラインも緩くふわりとしたもの~ではありません。
大衆向けの、自分が浮かないデザインの服・・・都はそれを制服だと割り切って身につけ働きます。

ひょんなことから知り合った男性が貫一です。
寿司職人の息子だから貫一
寿司職人とはいえ、同じモール内の回転寿司屋で働いている彼。

なりふりからみて、どうも地元のヤンキーだった様子。
しかも訳合って彼は中卒。

会った早々から彼は
「おみや」
と呼び捨てます。
「俺が貫一だから。」
本など読まず、
金色夜叉」なんて知らない都は戸惑います。

元ヤンキーの意外な言葉に、調子が狂う都。
ヤンキーなんて最も嫌いなタイプであったのに、自分の人生に冒険なんて求めていないのに、都はその男に徐々に惹かれてゆくのです。
親密な交際が続くものの、この人とこれから先も付き合い続けて良いものか?
そもそも結婚生活成り立つ?
迷う
一方の貫一は、今後のことなど全く考えていない様子なのでした。

親との同居ゆえ、の乱れ気味の生活から、交際する男の存在は当然勘付かれてしまいます。
「未来のない男に溺れて時間を無駄にするな」
はっきりとそう口にする父親。
体調が長らくおもわしくない母親も、当たり前の基準で、娘の行く末を案じます。

悪いことに、彼の勤める寿司屋が店を閉めることになり貫一は職を失います。
娘の交際を知った親に、相手の顔を見せると約束をしたのが、折悪しくもそんなときなのでした。
将来どうするのか、どうしたいのか?
二人ともが曖昧な中、そんな成り行きになってしまったのです。

小雨降るなか駅へ迎えに出た
手土産下げてやって来た貫一

「それ、とらやの羊羹?」
「えー?」
「なんでわかるの?エスパー?」
驚く貫一
「紙袋でわかるよ。有名じゃん」
「手土産わかんねえから検索してトップに出てきたのを買ってきた」

こんなやりとりの描写がね、なんか微笑ましく、良いなあと思う私です。

別に結婚したいってわけじゃないのよ、と親に釘を刺しておいた都でしたが、当然雲行きは怪しくなり…その後一波乱あるのです。

迷う都

  貫一との交際をどうしようか?グジグジと悩む都は友だち相談します。

絵里ははっきりと、
もう三十三なのだ、時間がもったいない
とまるで都の父親と同じようなことを口にしました。
そんな無計画な男と付き合ってどうするの!?
そいつワーキングプアどころじゃない、貧困一歩手前だ!
ポケットの中にコインランドリーに往く金があっても、洗濯機を変えないようなことを貧しいというのだ!

と。
真っ当な真っ当な意見です。
私までがたじろいでしまいましたよ。

ですが、もうひとりの友そよかが、
「あの〜」
と小さく手を挙げ声を出しました。
「私はそうは思いません。都さんからずっといろいろ聞いてきて、貫一さんは相当いいと思います。」

ああ、そうだよね。
貫一…捨てがたい魅力を持っているのですよ。

さて、どうする?都。
自分の心もとない将来に身震いするくらい竦んでいる都。
結局なにも決められない、幼稚で時分勝手な私。
これは、貫一の問題ではなく私自身の問題なのだ。

おおお???
都に好意を寄せるリッチでいかすベトナム人男性も現れて…。

アパレルの職場、職場の人間関係、仕事に対する姿勢。
様々な要素を描きながら物語は進んでゆき、クライマックスを迎えます。
そこからの暗転。

これはお話なのだ!
登場人物は架空の人だ!
と知りながら、私はショックを受けました。

ああ!!そんなことが?
貫一よ!
どうして?

貫一に対して切ない思いを引きずる私。

どうなる?
おみや
貫一。


この物語…
なかなか、味のあるエンディングが仕込まれていますよ!


感想文の体をなしておりませんが、このまま投下します。


さて、
借りてきた本を、積み上げて・・・まだまだ続く私の連休です。

本日は、薄日が差すお天気

最低気温   0度
最高気温   14度です。