少しずつ季節は・・・

臨休

 先日は、「十数年に一度級の低気圧の接近!」という天気予報が流れ、勤務する小学校の臨時休校が月曜日のうちに決定されました。
児童の来ない学校に出勤しても、たいした仕事はありません。
私は年休を取りました。

夜、バラバラと雨の音。
数ヶ月ぶりに聞く雨の音。
朝方、びゅーびゅーと風の音。

幸い雪は降らず。

じゃぶじゃぶぐちゃぐちゃになった道路の雪を除雪車が何度もさらってくれました。
雪をよけて道路脇の排水口を見つけ出し、水路を作ると水はどんどんはけて・・、すっかり春道路になりました。

予報通りの荒天になった地域もあったようですが、こちらの天候は悪くなく、休校の必要もなかったかもしれません。
肩透かしをくらったような気分でした。

解けては固まり解けては固まり

 翌水曜日。
春近し・・とはいえ朝は氷点下の気温です。
除雪車がつけたタイヤ痕はカチカチに凍っております。
f:id:kyokoippoppo:20210217160332j:plain:w300

児童玄関前はスケートリンク状態!!
子どもたちは、そこを楽しそうに歩きます。


f:id:kyokoippoppo:20210217160349j:plain:w600




帰り際、同僚が
「生まれて初めて見たわ。」
と言って見せてくれたのがこちら!!

雪まくり

雪まくりというものです。
f:id:kyokoippoppo:20210217160403j:plain:w400

ラインで写真送ってもらいました。

雪まくり(ゆきまくり、英: snow roller)とは、風により、地面に積もった雪がシート状にまくりあげられ、絨毯を巻いたような形状が作られる現象。いわば、自然が作る雪だるまである。稀に生じる気象現象である。
人が作る雪だるまとは違い、円筒形であり、中心は空洞であることが多い。直径60cmほどまで大きくなるものもある。

雪まくりが形成されるためには複数の条件が必要である。


雪が地面に貼付かないように、氷の層があること。
その氷の層が湿っていないこと。
風は、雪の層を巻き上げる程度に強く、かつ吹き飛ばさない程度に弱いこと。
あるいは、木、段差、坂など、雪が重みで転がりやすい地形があること。


最後の条件からわかるように、雪まくりは丘陵地帯に比較的多くみられる現象であり、そうした地域でも全ての条件が都合よく満たされることはまれである。一方で、平野部でも形成されることがあるほか、市街地でもビル風によって形成される例がある

(Wikipediaより)

ふんわりとデリケートな雪まくり・・・とてもきれいです。

さて・・、
解けては固まり、解けては固まり、雪は急速にしぼんでゆきます。
しかしながら、まだまだ降ります。

春の吹雪もまだあるかもしれません。

2013年、3月、猛吹雪の中、娘さんんを抱えたままお父さんが凍死してしまった痛ましい事故は、この地で起きました。

この時期になると思い出します。



こちらは、加藤多一氏の作品『はるふぶき』です。

はるふぶき (絵本・こどものひろば)

はるふぶき (絵本・こどものひろば)

三年生のマサルは、アオのひくそりではじめて丸太をうりに町へ行きます。その帰り、時ならぬ春のふぶきにあい、遭難しかかります。

こんなお話。

検索していて目に入った、碧岡烏兎(みどりおか うと、MIDORIOKA, Uto)さんのURLを貼りました。
www5e.biglobe.ne.jp



追記

写真の雪まくりですが、大きさが分かりにくいですね!!
「危険なものなのでしょうか?」
というブックマークでのコメントにお答えするために追記いたします。
おそらくこれは、直径10センチから15センチ程度のものと思われます。
ふんわり軽いロールケーキのようです。
危険な重さや大きさのものではありません。
スキーなご趣味の同僚がスキー場で見つけたものだということ。
遠景にリフトが見えますでしょ!!