渡る鳥たち

 朝、玄関を出るや迎えられる鳥たちの声。
町中に響いています。
そして、あちらへこちらへと移動してゆく彼らの姿。
ここは渡り鳥たちの中継地点になっています。
この時期、あちらこちらの畑に舞い降りて羽を休めているのです。

すでにここを発った先発隊たちは、津軽海峡を渡り、越冬地へたどり着いているようです。
しょうだんごさんの、「白鳥到来」の話題です。

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これは昨日とっさにカメラを向け、画面をサッと拡大し、確認もせずカシャリ!
と撮ったもの。
ガンたちの姿でしょう。
V字の全体は収められませんでしたが、居並ぶ鳥たちの列が残されていたので、ここにお披露目いたします。



ひとしきり彼らの声を聞き、姿を見たあとは本格的な冬がやってきます。
先月まで、夏の名残が感じられたのに。
登校する子どもたちも、上着を着込み、耳当て、手袋装備でやってくるようになりました。


 私たちを残して彼らは、いくらかでも暖かいところへ行ってしまうのだなあ。
そんな風に鳥たちを見送る私ですが、いやいや違うな。
秋に春に、過酷な渡りをせずに暖房の効いた家に住まう私たちの暮らしは十分にありがたいものなのです。
 
 朝出勤前の投稿です。
短い季節の便りとして残しました。
それではみなさま、またそのうちに。