さらばしらかば

愚痴を言っても仕方なし

 そう・・・愚痴っぽい投稿となりますが、それだけを目的にしたくはありません。
どちらかといえば回顧録的な記事となります。
たくさんの写真を貼ってゆきます。
自分のために・・という性格が強いものです。
お時間が許せば、お付きあい下さいませ。

 私は現在、町立の学校で支援員として働いております。
長らく教育の場から離れていた私が再び「学校」という場で働くようになり、これまた長い年月が経ちました。
町内の他校で働いた期間もありましたが、その多くを近所のY小学校で過ごしました。
我が子たちの母校でもあります。
そしてその職場は前年度、Y学園として生まれ変わっております。
広々と明るい新校舎で1年生から9年生が集う新たな学校としてスタートしたのです。

 私はそんな環境の変化を楽しみにしていましたし、様々な変化もありましたが、職場におけるストレスもなく、楽しく働く日々であります。

が・・・しかしこのピカピカの環境下で感じる残念感もあるのです。
皮肉にもこのピカピカに因を持つもの。
様々なものが一新された場所に居て、旧校舎に置いてきてしまったものが懐かしいのです。

●年季の入った遊具たち。
●窓から見えた緑。  
●段差のある中庭での鬼ごっこ
●春には桜
●秋には銀杏、たくさんのどんぐり
アカゲラもやって来た。



それらは今年度から始まった工事で全て取り払われてしまいました。
そうなることは分かっていましたよ。
仕方ありません。

さらなる打撃

 新校舎、私が勤務する教室は北に窓が並んでいます。
(廊下に設置された高窓から南からの日差しが届きますので暗くはありません。)

高々と枝を伸ばす白樺並木の向こうに見える旧校舎。
取り壊しを待つ校舎です。
そこにかかった見事な虹よ!
昨年12月7日の記事に貼った写真です。

身近にあった旧校舎の緑が「思い出」となった後、敷地の境界に立つ白樺が私の慰めとなりました。
風に揺れる枝、そよぐ葉に目をやれば心は一服の清涼剤を得たように落ち着くのでした。




が、先日、驚きの光景に出会い言葉を失いました。

校舎西窓から見たものです。
ガラス越しに撮った一枚。
白樺がなぎ倒されているではありませんか!!
校長もそれを見て一言。
「無残だな・・・・」
まず倒されたのは、遊具から遠い数本でしたが、夏休みになれば境界に立つ全てが伐採されるとのこと。
何で?
何で?何でなの??

理由は、全てが老木であり、強風などにより倒れてしまう恐れがある、そういうことのようです。

夏休みとなりました。
お約束通りにへし折られてしまった白樺たち。
通りかかった支援員のMさんが送信してくれた写真です。

からんと空っぽになったような学園敷地。


さらば白樺。

最後に旧校舎から収めた在りし日の風景でこの記事を締めくくりましょう。