幼き日の思い出・・弟の受難

蜂退治

 先週、我が家のイボタノキに付いたスズメ蜂の巣の除去作業について、記事にしました。
kyokoippoppo.hatenablog.com

uwisizenさん人生百年 有為自然が、コメントを寄せて下さいまして、ご自分の幼い日にスズメ蜂の恐ろしさも知らず、噴射剤で狙い撃ちをしていたことを教えて下さいました。
それを読み、私も、過去の出来事を思い出しました。

 私が小学3年か4年生、弟が1年生か2年生という頃のことです。
記憶をたどる内容ですので細部はうやむやです。
挿絵はカレンダーの裏にラフに描いたものよ。


 自宅の軒先に蜂がブンブン飛び回っていました。
巣を見た記憶はないのですが、ひと所を離れず蜂が飛んていたことは確か!
巣があったのだと思います。
スズメ蜂ではなかったです。
それは確か!!
弟とね!
その蜂を退治しようということになったのです。

親はその時おそらく留守。
だから姉弟は、そんなことを思いついたのでしょうね。

 



 その頃ゴキブリをエサで誘い、強力な粘着剤で捕獲する『ゴキブリホイホイ』なる商品が出回っておりました。

そいつを真似る作戦です。



ぬれ縁の下には、竹の棒やら使っていない植木鉢などがありましたから、そこにあった手頃な棒に厚紙をくっつけて、さらにそこにセメダインだったか?ボンドだったか?を塗りたくり飛び回る蜂を貼り付けてしまうことにしたのです。

竹の棒にどのように厚紙を取り付けたものか?
きっとセロテープあたりを利用したのでしょうね。

接着剤にセメダインを利用したのか?ボンドだったのか?
の記憶は残っておりませんが、どのみち結果に変わりはないことは瞭然としておりますね。


 出来上がったその装置を弟が持ち、高々と軒先に掲げました。
ブンブン飛び回る蜂を、追うようにユラユラと揺らしました。
蜂はそう簡単には貼り付きません。
   




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すると、一匹の蜂が弟の持つ棒に沿って滑るようにに急降下!
おでこに貼り付きました。


蜂の滑り降りてくる様子と、しがみつくように弟のおでこに貼り付いた瞬間の様子は、今だに私の脳裏に焼き付いています。


弟は棒を落とし、顔を覆いました。

過去にも・・・

 その後の記憶は、おでこにタオルを当てられて部屋に寝かされている弟の姿です。
その間の記憶はありません。
弟が泣いたものか?
騒いだものか?
母親はどのタイミングでことの次第を知ったものか?
私は何か言葉をかけてやったものか?

そのあたりの記憶が抜けています。
弟のおでこは異様に膨れ上がり、まぶたは目を塞ぐほどに腫れ上がってしまいました。


 実はこの弟、この出来事以前にも蜂に刺されております。
どこで、何して刺されたものやら。
顔中刺されて、その時は病院にかかったのではなかったか?

「刺したのがスズメ蜂だったら2度目は死ぬよ!」
だったか?
「刺したのがスズメ蜂なので2度目は死ぬよ!」
だったか?
とにかく「2度目は死ぬ」という
母の声を覚えております。

このときは、
おでこは腫れ上がり、耳は厚みを増し顔の真横に起き上がり、鼻もまん丸になって光り、唇は2倍の大きさになり鼻の穴を塞ぐがごとくに腫れ上がっていました。
哀れ弟よ!
幼き日の思い出でした。

私の場合

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 私にも刺された体験があります。
大人になってから、こちらで暮らすようになってからの出来事です。

信用金庫の建物の中に蜂が侵入していたのです。
その頃はいちいち、出金入金の用件を用紙に書き入れ、窓口に持っていく作業が必要でした。
 夏のこと。
そんな用事を足すために信金を訪れたわたし。
ふくらはぎのあたりを何かが触れたのでスカートをパタパタとはたいたのです。
とたん強烈な痛みが走りました。
とても強い痛み、声をあげそうになる痛み。
歯をくいしばるほどの痛みでした。
信用金庫の職員に訴えても良かったのかもしれませんが、それも躊躇われ、急いでそこを出ると自転車こいで薬局まで走りました。
薬を買い、患部に塗り、さらに湿布で冷やしました。
湿布がずり落ちないようにネットで押さえました。

足は日に日に腫れ上がり、当時働いていたサケ・マス捕獲場のおじさんたちに
「まるでネットメロンみたいだ!」
と言われたほど!!
その腫れは少しずつ下の方に下っていき、かなりの時間を経てようやく治まったのでした。


 今回の話題は痛々しい話題でしたね!
蜂に刺されるのは2度とごめんです。