盛り盛りもーり!

北海道の六月

 6月も半ばとなりました。
晴天に恵まれれば気温も上がり、カッコウの鳴き声がどこからともなく聞こえてくる・・・気持ちの良い季節です。

私が当地での生活を始めた頃、何に心躍ったかって?
それはカッコウの鳴き声です。
初めて生で聞いたその声。
どこまでも爽やかな空気の中、それは聞こえてきたのでした。
北の国に暮らし始めた自分をはっきりと感じることとなりました。

そして、エゾハルゼミの鳴き声。
気候が夏へと向かう頃、それは聞こえてくるのです。
盛り盛りと増殖する緑の木立の中から、溢れるように聞こえてくる初夏の音なのです。

盛り盛り

 盛り盛りと…といえば我が庭。
球根に宿根草、そしてこぼれ種で増える植物たちで成り立つ庭です。
オダマキなどは、もうそこいら中から生えています。


何百もの花が次々と咲くわけです。
となると何百もの実が種を宿すこととなりますから、日々その実が熟さぬうちに摘み取りたいところ。
この頃の日課となっております。
が・・・・
しかし、ここまで繁茂すると…おおお、先には踏み入れられず。


しかもここには、薔薇まで固いトゲを主張しながら、高々と枝を伸ばしています。

いつの間にかどこからかやって来たこのバラは、ロサ・グラウカという品種です。
銅の色のような葉(まさしく銅葉というらしい)が特徴で、鑑賞の対象となるそうです。とはいえ私は、一重咲きの優しげな花も大好き。
でも今年のロサ・グラウカは、何故か葉ばかりが威勢良く、花芽は一部の枝にしか見当たりません。


盛り盛りのさらにその先は鉄線(クラマチス)。
まずピンクが咲き、それが終わる頃に紫色が咲き始めます。
写真には収まっておりませんが、更なる背後には満開のライラックが、重たそうな紫色の房を空へ向けております。

我が庭は、今が花々のピークです。
その後一気に乏しくなってしまいます。
別の花を植えたいものの、もたもたしているうちに秋へと向かう季節がやって来て、毎年思いだけ巡らせながら何も手を打たずに終わっております。

これはいったい…?

 さてさて、盛り盛りの植物の話題のついでにこれも見て欲しいの。
余りに大きくなりすぎたために幹の中ほどで伐採してしまった樹木があります。
その根元に見つけたもの。
特大の茸です。
驚いてしまって声が出たほど。
この樹木の周りには、ここ数年得体のしれない茸が生えて来るようになりまして、時々引っこ抜いてはいたのです。
ところが今日目にしたこれは…
驚くほど巨大な塊でした。

そして、根本はガンガンとスコップ叩いて食い込ませて剥がさなければならない程硬いのです。

こんなやつ。

裏返しゴロリン。

幸いゴミ収集の日でしたので、袋に投入してさよならしました。
また生えてくるかもしれません。

そして、質問ついでにこちらも。お見せしたい。
これは、5月19日に写真に収めたものです。
虫の苦手な方はスルーして下さいませ。
スターのお気遣いも御無用で!






腹のオレンジイロがやけに鮮やか。

こいつもいったい何ものだ!
体長は2・5センチメートル位だったと思います。
初めてみた昆虫です。
蛾の苦手な私ですが、このような三角羽の小さなやつなら大丈夫!
繊細なモフモフを身につけて綺麗だとすら思えました。

今は、名前知らず様々なものを、Googleレンズなるアプリが答えてくれるようですが、私これをインストールしておりません。
お心あたりのある方はコメント下さいませ。

最後は爽やかな写真で、さよならしましょ!
これも放っておけばいくらでも増殖するフランス菊。
はてさて・・・我が庭いつまで管理できるでしょう?
心配ではありますが、庭仕事は私の楽しみでもありますので、当分手をかけ、眺めていたいのであります。