ヨモギ摘み
例年でしたら運動会の練習真っ盛りのころですが、行事という行事が中止となり、ようやく分散登校だけが始まった小学校です。
ただし、記事は分散登校前の時に戻ります。
児童の活動として行われるグランドの石拾い、枝拾いを、この度は教職員だけで行いました。
カラリと晴れた先日、職員一同がグランドに出て、石や落ちている枝を拾い集めたのです。
晴れてはいても風は冷たく身がすくみました。
今年の5月、オホーツク海沿岸はやけに寒いのです。
気温は10度にも届かず、夜には0度近くまで下がった日も・・・。
霜の心配をする始末です。
昨年は5月に38度という前代未聞の暑さに見舞われたっけな!・・・・ふいにそんなことを思い出しました。
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おや?グランドを斜めに横切る足跡を発見。
エゾシカのものだと思われます。
子どもが走り回るはずの校庭を、鹿さんが駆け抜けたのですね。
作業もひととおり終わった頃合いを見て、私は枝を拾いつつもヨモギを見つけては摘み始めました。
娘に頼まれていたのです。
ヨモギ入りのパンを焼きたいので、見つけたら摘んでおいて!!と・・。
グランド周辺には、穂先の柔らかいヨモギがたくさん生えておりました。
チューリップ
例年でしたら、農協青年部の力を借りて6年生と1年生とで植え付けをする畑作業ですが・・・・これもできず。
青年部と職員での作業となりました。
並行して花壇チューリップ植えも行われました。
私たち支援員が、一生懸命に雑草や増殖したムスカリを除去した場所に、チューリップが植えられました。
これは、本来なら町のチューリップ公園に訪れた観光客への売り物として用意されていたものです。
開場することができない今年は、たくさん残ってしまいました。
それらが町内の学校にプレゼントされたというわけです。
切花もやってきました。
この時期、目を楽しませるチューリップの花は、人を呼び込むおそれがあるために皆カットされてしまいました。
チューリップフェアのための多大なる労力は、日の目をみることができなかったのです。
昨年、義妹、娘、孫で訪れた公園のことが、これまた思い出されました。
昨年とあまりにかけ離れた今年の春です。
でもね、何だかゆとりのある職員室。
本来なら夕方の児童下校まで気ぜわしい職員室ですが、休校や分散登校の日々は、やはりゆとりがあるのです。
先生方の交流、研修、おしゃべりが活発でとても良い時間を過ごしたなあと思えたのも事実。
”子どもがいてこその学校”であることは間違いないのですが、思いがけず与えられた”ゆとり”がもたらしたものに、新鮮な思いを感じている私でもあるのです。
娘が焼いたヨモギパンは、職員室にも持っていっておすそ分けいたしました。
※明日5月23日あたりから、いくぶん暖かくなりそうです。