遠軽散歩

「枝留」は「遠軽


間にひとつ記事を入れてしまい、勢いが削がれてしまった感がありますが、第2弾を書きましょう。
こちらの続きになります。

kyokoippoppo.hatenablog.com

いくらか、前回の記事を重複して書きますね。
hikikomoriobaba.hatenadiary.com

『光る犬』・・・松家仁之著に寄せるよんばばさんの感想が発端です。

これほど引き付けられ、心を揺さぶられるのはなぜなのだろう。取り立てて感情移入する人物がいるわけではない。
しかし、どの人物も自分である、とも思う。そうして読み終えると自分の生き方について、考えないではいられない。

これを読み、迷わず図書館に向かいました。
司書のTさんは、本を手渡しながら驚くことをおっしゃった。

「これ・・・遠軽が舞台だとしか思えないですよ!」
「えええ???!!!!!」
そうなのですか??
読み始めるや、作中の「とある町」「枝留」は隣り町の「遠軽」であることがはっきりと分かりました。


 この記事は、本書の感想ではありません。
『光の犬』に登場した場所やものを紹介するものです。

 物語の冒頭に登場する智脚岩は、瞰望岩(がんぼういわ)。
第1弾では、瞰望岩やふもとの駅についてを綴りました。
落下防止柵が一切付いておらず、初めてここを訪れたときには、まずそのことに驚きました。
遠軽で他の記事を当たったところ、

free-json.hatenablog.com
このような記事もございました。
かつてここから飛び降りて自死された方がおられたことは事実です。
瞰望岩の写真がクローズアップされた信金のカレンダーに、多くの亡霊が写っていた話も聞いたことがあります。
自殺の名所になりそうな様相は確かにありますが、私が嫁いできてからそのような事例に接したことはございません。
🔵追記(私の耳には入らぬものの、実は自殺の場所として選ばれ、飛び降りてしまう事例が少なからずあるとのことです。)



それにしても危険な場所であることは確か。
柵が無いのは何故なのかしら??
この岩の大きさ、高さが強く迫ってくる動画をどうそ!!
www.youtube.com

追記貼り付け

 記事アップのあと、北海道新聞オホーツク版で素敵な写真見つけました。
読者の方の投稿写真です。
割り込み貼り付けします。
f:id:kyokoippoppo:20211020183949j:plain:w500

遠軽教会

最初に枝留教会に行ったのは、三年生のときのクリスマス礼拝だった。二日間ふりつづいた雪がやみ、分厚い雲がすっかり東に流れ去って、嘘のように晴れわたった日だった。

木は本物のエゾマツで、つんと青い匂いが漂っていた。いちばんてっぺんにある金色の星、あちこちにぶらさがっている赤い球、白いドレスに銀色の粉をちらした天使、電気の炎が灯されたロウソク、ツリーをらせん状にまわる色とりどりの電球・・・・・すべてここではないどこか別の世界からやってきたもののようだった。

『光の犬』より
この教会もございます。
まちがいなくこちらがモデルでしょう。


www.ok21.or.jp

焼失により昭和6年に再建された大通南2丁目にある現在の教会堂。
北の王鉱山や家庭学校など遠軽にもゆかりのある建築家 田上義也の設計した札幌北1条教会を模して設計された。

遠軽歴史物語より)太字はkyokoによる)



市街地に今も、美しくたたずむ教会です。
ここのお掃除のお仕事しませんか??
と知り合いから声をかけられたことがあります。
忘れていた記憶・・たった今蘇ってきました。

引用部分に
家庭学校など遠軽にもゆかりのある建築家 田上義也

とあります。この家庭学校は本のなかでは「農場学校」という名称で登場します。

kateigakko.org

私はまだ訪れたことがございません。

素晴らしい理念のもと創設されたこの学校の今についても、よくは知りません。
ですから家庭学校について何か書こうにも、これから先は貼り付けばかりになるのです。

続きにベタベタ貼って、この記事を強引に仕上げてしまうこともできるのですが、あえてここで区切りをつけることにいたします。
続きは第3弾で・・。