心に効く動画…様々な生き様

寄り添う姿

 
 前回の記事では、
大変身ちゃんねる』から3本の動画を選び貼り付けました。
kyokoippoppo.hatenablog.com
これは、「澁谷」さん、「クリス」さんというお二人が、依頼者さんや、街で見つけたモデルさん(男性が対象)を姿良く変身させるというYou Tube動画です。
ヘアカットの時間に、その方の来し方や悩みなどを聞いてゆき、言葉が交わされます。
お二人には、モデルさんの外見の「変身」と共に内面の「変身」も遂げられるように応援したい!という志があるのです。

高みからのアドレスという要素は無く、どこまでも寄り添い共感してゆく「澁谷」さんと「クリス」さんの姿勢が気持ちよく、心に残ると共に、「心に効く」と感じましたので、記事に残しました。

紹介した3本の最後は、
「死にたい」という気持ちで過ごしていた青年に添うものでした。

内容に興味がある方は、どうぞ、再生してご覧下さいませ。
www.youtube.com

教育機関の中で受ける傷

 この動画のモデルであるユイトさんも語っているのですが、
人が少しずつ周りの足並みから孤立してゆく理由の一つとして、
「勉強についていけなかった。」
というものがあります。
現在生き辛さを感じる人に共通する事象の一つかもしれません。

学び」はとても大切で、貴重なものです。
それは全ての人に平等に与えられるべき大切なものであるという考えのもと、それを授ける場所・・「学校」があります。

ところが、動画ではユイトさんの他にも「学校」という場において傷を負ったというモデルさんが登場します。
「教育」を授けるための場のはずなのに、一定の子どもたちに、
「劣等感」を授けてしまう学校。
選別され、評価され続ける中で、自分の「」の要素を突きつけられる子どもが一定数生じている現実があります。

多くの教師は、・・・支援員として働く私ももちろん含まれます・・・成績や点数というものは、その子の努力や、やる気根気が足りない結果だと思いがちです。

あの子はやればできるのにやらない、
とか、労を惜しむから伸びないとか。

そんなジャッジをしがちです。
もちろんそれは、いくらかの事実ではありましょう。

学校という場所は、
子どもの力を伸ばすことを目標にしています。
もちろん学業だけを!
テストの点だけを!
というわけではありません。
知・徳・体
という言葉がよく使われるようにね。

 でもやはり、勉強を理解し、テストでその成果を発揮できるかできないか?
は一人の子どもの評価に大きく作用します。

それは、教師の評価であり、友達からの評価となり、学級という集団のなかの評価となり、
その子自身の自分の評価になってゆくのです。

学業だけでなく・・・

 人は集団生活に入るや、勉強というもので評価され、
さらには運動で、容姿で、社交性で、家庭環境で・・・・その優劣が刻印されてゆくのです。


そして、その過程で、心を閉ざしたり、他者と接触できなくなったり、自暴自棄になったり、生きられなる人まで生み出されてしまいます。
それは、その人だけの責任なのでしょうか?
その人の「弱さ」であり、弱さが問題なのでしょうか??
そもそも弱いことは悪いことなのでしょうか?
自分一人で乗り越えることが要求されるのでしょうか??

ジャッジフリー

 以前「ティール時代の子育ての秘密」という本を勧められて読んだ私は、それについて連載記事を書いたことがあります。
しかし、回を重ねても理解は難しかったです。

kyokoippoppo.hatenablog.com
その過程で知った

「ジャッジしないあり方」
には大変興味を持ち、惹かれる気持ちを抱きましたが、
私自身はとうてい
「ジャッジフリー」の精神を獲得できません。

引きこもった人
鬱になった人
仕事が続かない人
学校を中退した人
離婚した人
身なりが整っていない人

そういう人にとっさに抱く先入観というものがあるのです。
あれ??!!
おかしいではないか!!!

中卒で、鬱を患う長男がいて、
専門学校中退の次男がいて、
離婚した娘もいる私なのにね!
私などファッションセンスの欠片もないのにね!!!

どういうことなんだ!
本当にこれって
どういうことなんだ!


大変身ちゃんねるの「澁谷」さんは、ある美容の大会で日本一を取った経歴をお持ちです。
クリスさんは、過去にホスト人気No1になったこともあるそうです。
そんなお二人にとって、モデル一人一人の人物はどう映るのでしょうか?

冴えない、自信の無いその外見や、来し方を晒すモデルさんを、全くのジャッジフリーの姿勢で迎え入れているのでしょうか?

それについては、よくわからないとしか言いようがありません。

が、動画のやり取りを見る限り、お二人は世間の常識に縛られたジャッジを極力排して、モデルさんに対峙しているように感じます。
いやそもそも排するまでもなく、世間の常識的なジャッジはすでに持ち合わせていないお二人なのかもしれません。

紹介した動画でも、一部語られておりますが、
お二人は美容界やホスト界でのNO1という経歴もありながら、それ以外の体験もなさっています。
他の動画にも目を通してゆきますと、それぞれに
蔑まれ、貧しく、苦しい時があり、それをくぐり抜けてきた事が明かされています。

生きづらいと感じる個々人が、自らの思いや努力で人生を開き前へ進んでゆくためには、
内面を整え、強くしていく必要がありますが、そのお手伝いとしてお二人は、モデルさんのまずは外側を整えることをするのです。
外側を整える分には、繊細な心の内側を乱しませんからね。

その上で、踏み込んでゆきたい内面には、主に「クリス」さんが言葉を選び、”もし差しつかえ無ければ”、という姿勢で慎重に触れてゆきます。

ユイトさんに対しては、動画の撮影は二の次という気持ちでまずは接触を試み、会話のやり取りのなかでは、話すことに抵抗があったら話す必要はないし、もし話したことで編集でカットして欲しいものには対応できるということをきちんと伝えています。

内向的でした。
あまり人と話してきませんでした。
人が怖くて。
と口にしていたモデルさんは、
自分を語り始めます。

語られたがっていたその人の物語の一端が、言葉になって、音声になって生まれてくるのです。

死にたいです
という言葉を短冊に残したユイトさんは、そこに電話番号を残しており、それにより「澁谷」「クリス」両氏と繋がることができました。
電話番号を残した行為は、彼の「助けて欲しい!」「誰かと繋がりたい」「生きたい!!」という強い気持ちの表れだったのですね。



教育という現場で、日常的に子どもに接する私は、
子どもたちを、
人を、
どのように見ているのだろう。
何より私は、
私自身をどう思っているのだろう??


この番組に出会って、改めて思ったことです。
これからも
『大変身ちゃんねる』の一つ一つの番組を丁寧に見ていきたいです。