右脳が喜ぶこと

 書き残したい話題が今2つありまして、そのどちらを書こうかな?
と迷っています。
一方は一直線に綴ることが難しく、
「結局あなた、何を伝えたかったの?」
となりそうで、もう片方は、スピリチュアル寄りのネタなのでね、どちらに舵を向けるか?躊躇したわけです。
が、決めました。
スピリチュアルネタ行きます!
この話題がお好きでない方は、スルーして下さいね。

 ワクワク週末金曜日、その退勤途中に見上げた空で見つけたこの雲。


胴体が分断されておりますが、私は龍のお姿と捉えました。

迷いに決着を付けるための理由として利用することにしたのです。
あともう一つの理由。
前回の記事の後、さらに万華鏡写真を数点撮りましたので、それのお披露目も兼ねようかと目論でいるのです。
…となると、スピリチュアルネタの方がフィットすると判断いたしました。


 この記事のきっかけは金曜日の朝に見た動画です。
朝必ず視聴する動画の後に引き続き、「いかが?」というように2つの動画が紹介されていました。

そのうちの1つをチョイス。
こちらです。
www.youtube.com

ネドじゅんさんという女性は、左脳がもたらす自動思考がある日突然遮断された体験を持つ方です。
その後右脳回帰の貴重な体験や、他の方たちがそこに至るためのワークの方法などを発信なさっています。
私もいくつか視聴しており彼女の名前は知っていました。
しかし対談のお相手である桝田智氏についての知識はゼロ。

どんな対話が繰り広げられるのか?
視聴し始めた私の耳が、とあるワードに反応しました。
「ジル・ボルト・テイラー」
『奇跡の脳』
!!!

『奇跡の脳』については、ブログ記事に残しています。
kyokoippoppo.hatenablog.com
kyokoippoppo.hatenablog.com

そもそもネドじゅんさんのメッセージは、ずばり「右脳回帰」ですから、ここに『奇跡の脳』の話題が盛り込まれていたとしても、驚くようなことではありません。
では、対談のお相手である桝田氏にとって『奇跡の脳』はどのような作用をもたらしたのか?
俄然興味が湧き視聴を続けました。

桝田智氏・・・
今は「マインドフルネス瞑想指導者」という肩書きを持ち活動をなさっていますが、もともとはそのようなものとの縁は無かったのだそうです。

上智大学で物理学と情報工学を学んだ後に、大手メーカーで新規技術の開発に携わった経歴をお持ちです。
特許も多数取得しておられる辣腕エンジニアだったのです。

それでありながら、彼は15歳頃(中学生時代)から、生きることがつまらないと感じていたのでした。
常に憂鬱で不安を抱えていたのです。社会人になり、様々なストレスにさらされることによりその傾向はさらに深まります。

※(ネドじゅんさんも、心身症に悩まされる体験をなさっており、心理学や心理療法の学びを経て現在に至っておられます。)


 転機は30代半ばで出会った一冊の本でした。
そう、それが『奇跡の脳』だったのです。
自分から求めたものではなく、たまたま友人にすすめられて手に取ったのでした。

「たまたま…」と桝田氏は語るわけですが、たまたまでしかない出来事が人の運命を変えてゆくということは往々にしてあることで、これも、とても面白く不思議なとことですね。
たまたまのようでいて、実はその人の人生にとっては出会うべくして出会ったこと、起きるべくして起きたことと捉えられるような事例は多数存在します。


 その著書を読んだ桝田氏は、はっきりと自分の鬱症状の原因を知りました。

自分は左脳の思考が強すぎて、右脳の感覚が極度に抑え込まれているのだと。
自分に必要なのは、思考を止め、感覚で世界と向き合うことだと。


その時思い出したのが、ご自分の過去の登山体験でした。
頂上に立った時感じたあの至福感だ!それを取り戻せば良いのだ!

桝田氏は、緑のある公園や森林の中に手ぶらで入っていき、できるだけ思考を止め自然を味わいました。
5〜6時間程の探索を三日ほど試してみたのです。

ネドじゅんさんが尋ねます。
確信はあったのか?と。

桝田氏が答えます。
「ありました。」

過去の森林(登山)体験で感じた至福感は、ジルの体験したものと完全にリンクしている、これは間違いないと直感で確信していたと語るのです。


 森に入った桝田氏の目には周りの景色が今までの100倍位の解像度で美しく迫ってきました。
その体験の後、彼の鬱症状は一掃されてしまったのです。

彼は、ご自分の体験した至福感を、初めてのものではなく知ってるもの、懐かしい感覚であると述べています。
幼い頃に持っていた感覚、流れる水やアリの行列などを飽きずに眺めていた幼い頃の感覚と同じものであると語っています。

動画の内容はこれだけではありませんが、(後半では背後に感じる神秘や神のような存在について語られています)この記事ではここまでの紹介に留めましょう。


 さてさて、スピリチュアルに興味があります!と明言し、それに関する記事も残している私、『奇跡の脳』も手に取り読んでいる私。
なのに
そこから得たギフトの差はあまりに違う!
それは何故か?
同じ本を私は左脳で読んで、左脳で理解しようとし、左脳を駆使して記事にしたに過ぎないということね。

でもね、いいんだ!
仕方ない。
今の私は、そういう地点にいるということ。
それを「良い」「悪い」「できている」「できていない」とジャッジすることはいたしません。

私は、この世界をゆっくり知っていくんだ。
負け惜しみではなくそう思っています。

私の住む土地は自然も多く、それに触れることはそんなに難しいことではありません。
意識変容!などと力まずにぶらり散策しても良いかもしれませんね。
ただしね、今やたらとヒグマ出没情報が出ています。


なので、なので、

うふふ、私は小さな丸い穴をのぞきます。

ほら、
ほら、ほら、
私の楽しみ。
右脳が喜ぶ楽しみよ!



右脳が喜ぶなどと書き、今記事のタイトルにもいたしましたが、右脳が見せてくれる世界というのは、対象物と自分が一体になったような感覚、「個」という境界が薄くなるようなめくるめく体験だということです。
ですからね、万華鏡の映し出す世界を見ながらも、「私」のブログ記事での利用法などを考え始める私は、まだまだ左脳にコントロールされており、このタイトルも過大な表現であることも認めざるを得ません。
そう認めつつ、記事を公開いたしましょう。
 
余談
桝田氏の著書メルカリで出品されているかしら?
と思い検索してみました。

すごいね!
出品されたものは全て購入されていました。