ホリエモンが吠えていた!

それでもこの話題を・・・  

 この話題に触れるには勉強不足。
そもそも自分の立ち位置もはっきりしていない。
でも、そんな不安定な気持ちだからこそ、綴ってみたい。
すっきり整理されることはないだろうけれど、それでも良いから書き残しておきたいと思うその話題は
原発処理水の排出」についてです。

正直に明かせば、汚染された水の処理方法が定まるまでの経緯について、つぶさに注視していたわけではありません。
あまり気にしていなかった。
いつものやつです。
「私が考えたところで・・・」
「そもそも本当のことが何か?など私には分からない」
私の心配事は我が子のことであり、自分のこれからであり、暮らしに必要なお金のこと、そればかりでした。
もちろん今だってそれが私の現実ではありますよ。
 
 さて、いよいよ、処理水の放出が始まるという話題を、春先から見聞きするようになりました。
2021年に春に、汚染水の扱いは処理の上海洋放出と定まり、そのための準備も着々と進められておりましたので、機は熟したと判断されたのでしょう。

そんな時期になってから、私の興味がこのことに向かったのでした。
はてなのブロガーさんの記事、そして道新に掲載された記事がきっかけでした。
そこで私もこんな記事を書き残したのです。
kyokoippoppo.hatenablog.com

飲料水にも含まれるトリチウムとやら、それについてのWHOの基準は確かにあるそうです。
しかし、
放射性物質に汚染された水」を海に流すための国際基準は無い!
と尾松氏は断じます。
他国の原発や再処理工場から排出される処理水について、政府は引き合いに出すものの、
デブリに直接触れた水が海洋に放出されるのは公にされている事例としては世界で初めてのことなのです。
つまり、今後の漁業資源や人体に及ぼす影響は、未知のものだということです。

kyoko『ウウム・・・』より抜粋
この記事で話題にした道新への寄稿者は、尾松亮氏。
下記のプロフィールの持ち主です。

1978年生まれ。東京大学大学院人文社会研究科修士課程修了。文部科学省長期留学生派遣制度により、モスクワ大学文学部大学院に留学。その後、民間シンクタンクでロシア・北東アジアのエネルギー問題を中心に調査。2011~2012年に「子ども・被災者支援法」策定のための与党PT・政府WTに有識者として参加。2019年から民間の専門家、ジャーナリストによる「廃炉制度研究会」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
廃炉とは何か もう一つの核廃絶に向けて 岩波ブックレット』より

尾松亮|プロフィール|HMV&BOOKS online
より
尾松氏の文章を前に、はたと立ち止まった私でした。

いったい何が問題なのか?

 8月24日、とうとう放出が始まると、とたんに世論が騒がしくなりました。
中国による日本の水産物輸入停止措置というという発表や、その後のかの国からのいやがれせ電話の嵐など・・・
隣国との国際問題が拍車をかけました。
このようなネガティブキャンペーンは、ある程度予想できたことですが、まるで寝耳に水!!というような反応も多く混乱状態です。
いったい何が悪いのか???!!!

中国がけしからんのか?
中国の行動をおさえこめない国が悪いのか?
処理水が安全なのにそれを、隣国に伝えきれていないことがまずいのか?
そもそも相手は理解する気など無いのだから、その戦略に右往左往している現状が情けないのか?
放出時期が悪いのか?
漁業関係者の理解無しに放出したこと・・つまり放出そのものが悪いのか?
放出以外の代替案をないがしろにして、「放出ありき」の東電と国の姿勢が悪いのか?
ちょっと待て!!ないがしろにしたと言い切ってよいのか?
事故後の汚染水(デブリに触れた水)と、問題なく稼動している各国の原発から排出される水は、同じなのか?違うのか?
つまり今排出されている水は本当に大丈夫なのか?
科学的根拠と言われるものを信じて良いのか?
この作業、今後30年間心配なく続けられるのか?
中国は30年間日本の水産物の輸入をしないつもりかねえ???
いや、結局さ、12年も前の東日本大震災の爪痕が今日まで残るのは、「原発」の事故によるもの。原発は電力供給の装置として大変危険なのではないか??!!

さまざまな疑問がいっぺんに吹き出てきて私も混乱気味なのです。
そして、答えなど見つからない。
見つからないけれど、目は向けていきたいと思っています。

そんな私が先日目にした動画。

ホリエモンが吠えていた

 堀江氏が怒りをぶつけておりました。
彼には私がいだくような「迷い」は一切ありません。
自分と同じ考えを持たぬ人を、漁業者の敵と見なし、「馬鹿!」と断じております。
堀江氏は処理水を100%安全なものを捉えており、それに難癖をつける人間こそが福島近海の魚の価値を貶め、漁業者を痛めつけていると訴えるのです。
暴力的な言葉そのものを受け付けない私ですが、堀江氏は真面目に国益や漁業者のことを考えて熱く訴えていることは確か。
お時間のある方は視聴してみて下さい。
どのように感じますかね??
www.youtube.com

十分に放射性物質を薄めた上で海へ排出するということが、何か知らないけど一部のマスコミと左翼の活動家みたいなアホが大騒ぎしてるんで、コイツら本当、頭が悪すぎて、“薄める”っていう概念が理解できないみたいですね

いつ放出しても文句言うやつは文句言う。難癖つけて、放射性物質を盾にしたやくざみたいなもんですよ

お前ら一回、中学校からやり直せ!科学の教科書読め、バカ。芸能人とかインフルエンサーで『福島や東北の魚は食わねえ』とか言ってるバカ。お前のことだよ!お前らちゃんともう一回勉強しろ。少なくとも経済産業省が出してる処理水のホームページくらい読め。あなたたちがあおってることが国益を害している。東北の人達を苦しめている。胸に手を当てて考えろ!

彼に言わせたら私は「馬鹿」の一人であり、
この話題に触れるには勉強不足、と最初に断りを入れた上でブログ綴る私の姿勢こそが切り捨てるに相応しいものなのでしょう。
この動画の揺るがぬ強さと、同意しない輩へのむき出しの嫌悪に小心者の私は怯みます。
怯みますが、彼の主張に今はまだ取り込まれないでおこうと思っています。
答えを急がず折々に処理水排出の行方を追っていこうと思います。
都度都度記事にするエネルギーは持ち得ないとは思いますが・・・。


happy-ok3さんの8月30日付けの記事を読む中で、近畿大学の研究チームが「トリチウム」の除去に成功していることを知りました。
このことだってこの記事に触れるまで知らなかった・・。

◆2018年には、近畿大学の研究チームがトリチウム水の
分離・除去に成功し、超微細な穴を多数持つ
アルミ製フィルターを開発。
トリチウム水を含んだ水蒸気を通すと、
穴にトリチウム水だけが付着し、
ほぼ100%分離できました。


さらなる研究のために政府系の補助金を申請すると
「まだ実験室レベルでの研究」として突き返され、
東電に福島第1原発敷地内での試験を打診しても、
協力を得られませんでした。

https://blog.hatena.ne.jp/happy-ok3/
知らないことがたくさんあるわ!!!
近畿大学トリチウム除去について、ネットで見つけた記事も貼っておきましょう。

news.yahoo.co.jp
日刊ゲンダイ