手元にある本たち

 図書館で、たあくさん仕入れて手元に置いた本たち!


楽しい時間を過ごしております。

心が動き、これを書き留めておきたいという気持ちと、難しいかな?
と躊躇する気持ちで揺れておりました。
とはいえ、先日の記事〜蛾が発生したよ〜という内容のものの最後に、借りた本たちの画像をとってつけたように貼り付けたたのは、自分の気持ちは、書き残したい方に、いくらかでも傾いていたからなのでしょう。
そんな私の思いを更に押してくれたのが、エミータさん
https://blog.hatena.ne.jp/sutekidane/
です。
コメントを残して下さいました。

読後感をぜひ聞きたい。
なぜなら写真の本は一冊も読んでないから。
いい本だったら教えてください。

よおし!
とりかかってみましょうか!

多少の気合を入れつつも焦らずに、心の赴くままゆったりとした気持ちで書こうと思います。
・・・と、前置き長いのですが、更なる前置きを綴り続けます。

「物語」に帰ってきたよ 

 いっとき、スピリチュアルやら人生指南やらの本を読み漁っておりました。
視野が狭くなっていて、慰めや、まさしく何らかの指南が欲しくて。
それらを持ち帰り、ページを開くわけですが、楽しめなかったし、のめり込めなかったし、満足感も味わえませんでした。
スピリチュアルに関する興味は持続中ですが、本でそれを追うことは一旦やめよう!
そんな気持ちになって、図書館に出向き、持ち帰ったのは角田光代氏の
『私はあなたの記憶のなかに』でした。
角田さんの作品好きです。
『私の中の彼女』
『坂の途中の家』
が、特に良かったな。
映画になった
『八日目の蝉』
も名作ですよね。



手元に寄せた
『私はあなたの記憶の彼方に』は短編集でした。
8編の物語が収められています。
1996年〜2008年に世にでたもの。

その中の『地上発、宇宙経由』がおもしろかったです。



 アドレスを打ち込み保存のうえメールのやりとりをしていた時期の物語です。
今やガラケーと呼ばれる通信機器で、メールのやりとりをしていた限られた時代の物語。

携帯を持ったばかりの、操作に不慣れな主婦がアドレスを打ち間違えて送信してしまった一通のメールが、男子大学生のもとに届きました。
誰だ?
こんな人知らねえよ!

友だちに見せたことろ、
「おもしれー。返事返しちゃえば!」
とふざけて、勝手に適当な文章打ち返信してしまうのです。

それが発端となって物語が進行してゆきます。

登場人物たちの知らない事実を、読者である私は知っている。
登場人物たちが繰り広げる誤解や、迷いや、思い違いを高みから見物するような面白さが味わえました。

通信機器の目覚ましい進化のおかげで、今はこのような行き違いはまず起こりません。

約束の時間に現れない待ち人にやきもきする場面も減ったことでしょう。
さらに昔、
駅に備え付けてあった、ミニ黒板の伝言板、そんなものも姿を消しました。

お!お!お!何?何??

 久々物語を楽しんだ私の前に現れたのは、mosgreenさんの記事でした。
mosgreen3111.hatenablog.com

mosgreen3111.hatenablog.com


「おいでおいで」とまるで手招きされたような気持ちになりました。

彼女が、紹介してくれた数冊のうちの一つ『兄の終い』は、過去に読んでおります。
これはノンフィクションです。
道新(北海道新聞)書評欄で紹介されており、一直線で図書館リクエストに走り、手に入れて読みました。

兄の終い

兄の終い

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村井理子氏の他の作品にも俄然興味が湧きました。
早速訪れた町の図書館。
『全員悪人』が、
ここ(湧別)には無いが中湧別にはあるという。
中湧別の図書館は、同じ道沿いに車で7分も走れば到着します。
すぐさまGO!

『全員悪人』をゲット!
同じ「む」で始まる村山由佳の本もゲット。
他にもゲット!
たくさん抱えて戻ってきました。

これらの作品の読後感をボチボチ書いていきましょう。

続きは次回!