遠軽駅前駐車場にて

遠軽へ 

 2月23日のこと、義母が注文した毛糸が届いたということで、遠軽駅前の手芸屋さんまで車を出してやりました。
駅前で車を止めると義母は
「一人で平気」
と降りて店内へ。
私は車でぼんやり待っておりました。
石北線のキハ40の運行の終了が目の前とあって、カメラやスマホを掲げた人たちを数人見かけました。

普通列車石北線釧網線の快速・普通列車すべてをH100形電気式気動車に置き換え
石北線(上川~網走間)と釧網線にH100形を投入し、キハ40・54形をすべて置き換える。H100形で運転する列車については、各駅でボタンを押してドアを開閉し、乗り降りする方式とする。

石北線と釧網線のキハ40・54形がH100形に置き換え! 【2024年3月ダイヤ改正】JR北海道 | 鉄道ホビダス


我が職場にも鉄道ファンの方がおられてキハの「キ」は気動車のキ
「ハ」は座席のグレードなのだと聞いたばかり。

かつて日本の列車は3つの等級に分けられていて、優等な順から「イロハ」で数えられていたとのこと。一等車、二等車、三等車・・松・竹・梅みたいなものですね。1960年代に、一等である「イ」がなくなり2階級の区分となり、今は「ロ」「ハ」が残っているのです。
ってこれきっと皆さん知っていらっしゃることなのでしょう。

私は鉄道や駅の佇まいには気持ちをそそられますが、情緒的な気分止まり。
キハ」の意味も初めて知った次第です。

駅の思い出

 そもそも北海道に嫁いで以来、非日常の場面でしか鉄道を利用いたしません。
それでも、丸6年のブログ生活の間に顔をのぞかせたうちの数枚を、再掲載させて下さい。

この遠軽駅の絵は、ある方が水性ボールペンで描いたものです。
北海道新聞に掲載されたものをコピーし、これも子どもたちのアルバムに使いました。
今は高速バスという交通手段もありますが、JR遠軽駅は長らくここと札幌をつなぐ玄関口でした。
故郷を離れるとき・・・我が子たちはこの階段を上がって旅立っていったのです。
駅までの送迎をする私は、この階段を昇って姿を消す子どもの後ろ姿を様々な思いで見送ったものです。




出発するや、気動車は早くも山間部へと向かいます。
湧別川に沿うように…、深い木立のトンネルを潜るように鉄路が続くのです。


JR北海道石北線・・・・夏の「遠軽駅」の背後には、緑あふれる山が迫っております。
8月5日・・・私は久々にこの駅に参りました。
娘と孫を迎えるためです。

空からのプレゼント

 さて、23日の遠軽駅前に戻りましょう。
彩雲が現れたのです。
急いでシートベルトを外し、後部座席からスマホを取り出しました。
パシャリ!
さらにフィルター加工したものがこちらです。

彩雲を鮮やかに写真に収めるのは難しいなあ。


そして本日
久々に龍神雲と出会いましたよ。明け方の北の空。

ぐるりとU字に曲がった胴体。
大きな雲でした。
ありがとう。
ありがとう。
大きな慰めになりました。