こんなふうに・・・

『ザリガニの鳴くところ』

上空を低く覆う暗雲が、先を争うように鉛色の海からバークリー・コーヴへと押し寄せていた。初めにやってきたのは強風で、風はガタガタと窓ガラスを揺すり、次々と波をぶつけて埠頭を水浸しにした。桟橋につながれたボートは上へ下へとおもちゃのように波間を跳ね、黄色いレインコートを着た男たちは船を守ろうとあちこちのロープを縛ってまわった。

分厚く読み応えのある本でした。
雲や、樹木や、空気や匂い・・・それらの描写が素晴らしく、私もこの湿地に共に降り立っているように感じるのです。
『ザリガニの鳴くところ』

あるとさんの記事で知りました。
spring211.hatenablog.com


「おおお読みたい!!」
と思って図書館に行き、T司書さんに
「ザリガニの・・・」
と言うや、彼女は、
「ああっ!!」
と声を出し、
「あっ」と言う間に書棚から引き抜き渡してくれました。

読めば必ずや、主人公である一人の少女・・「湿地の少女」と呼ばれる女の子の味方になることでしょう!!!
彼女の喜びに私までもが胸踊り、彼女の悲しみ、寂しさに胸を痛めるのです。
しかしながら、思います。
本当の孤独”を知らない私には、とても彼女の絶望や諦めを、同じように感じとることはできないのであろうと・・。

月日が経ち、彼女は殺人事件の容疑者として裁かれることになります。
陪審員制度による裁判です。
彼らが検察の主張に対してどのように反応するのか???
優秀な弁護士の反論は彼らにどのように伝わったのか????
緊張の高まる場面です。

彼女はどうなる???

先は伏せておきましょうね!!!

ブログのつながり

こんなふうに・・・
ブログには「発信」という楽しさとともに、「受信」という豊かな喜びも伴います。
来週の28日で、私のブログ歴は丸4年となります。
kyokoippoppo.hatenablog.com
 

ドキドキと胸高鳴らせ新しい世界に飛び込んだ私でしたが、発信する記事を受け止めて下さる方は長い間現れませんでした。
よそに訪問して「わたし」を刻印するスターを残すことも知りませんでした。
この初投稿記事についているスターは全て、後々にいただいたものなのです。



それでも書きつづけるうちに、記事に目を向けて下さる方が増えました。
それに伴い交流する方も増えて、このように素敵な本に出会ったり、笑わせてもらったり、考えさせられたり・・。
豊かな受信の喜びも知ることになったのです。



しかしながら・・・・交流が増えたことによって、そこに当てる時間は自ずと増えてゆきます。

そして十分にその時間がとれないまま日にちが過ぎることもあるのです。
訪問したときに、すでにいくつかの過去記事が書かれていて自分が目を通しそびれていたことを知ったりするのです。

そんな時はどうしたらいいかしら??
読みそびれた記事を大急ぎでスクロールしてスターを残す???

白状いたしますと、そんな読み方をすることがありました。
でも・・・それって大変に失礼なこと。
そして逆に私の記事をそのように読まれたら・・やはりそれは喜ばしくはないのです。
 
 もちろん、出会ったある記事をきっかけに興味を持って、過去のものを追って読むことはございます。
また、逆にそのように読んでいただくこともあって、そんな時はとても嬉しいものです。

それはそれとして、
ブログとの付き合いかたを調整していく必要を感じております。
 とはいえ、大きく変わることはないでしょう。
自分の姿勢として、限られた時間の中で、無理なく、それでいて丁寧にブログと付き合っていきたいと思うのですよ。

 皆さんへの訪問が遅れたり、時に抜けたりしてしまうことを自分に許し、皆さんにも許して頂きたく、ここに書き記すことにいたします。


そして・・私の記事への訪問もそのように付き合って下さいませ。
私の記事は、長文だったり、自分の興味オンリーだったり、個人的な思い出に浸るばかりのものだったりいたします。
ですから・・・そんな時はいつでも読み飛ばして下さい。

あなたにとって、読みやすい記事だけ拾い読みして下さいね!!

ブログは私にとって大きな楽しみ、張り合いとなっております。
これからも末長く続けるために、気持ちよく皆さんとお付き合いをしてゆきたいです。
今後ともよろしくお願いいたします。