今になってこれを書く?著作権のお約束・・そしてミイラ・・・

本の中身

 次男の出来事を中心に、子どもたちのあれこれを綴った連載を終えた時、
「しばらくは記事のネタ、思いつかないかもしれないなあ!」
などと思ったものです。
気の向いた時に書くブログですので、書いても良し、書かなくても良し!
そんな気の抜けた安堵感を感じてもいたのです。

が、ネタが無くなることはないのですよ。
エゾシロチョウの話題の直後に学園図書室で見つけたこの本。

さらにその後、新聞記事で、これに目が止まる。

北海道新聞
「エゾシロチョウ」ネタで、さらにひと記事書きたくなったのでした。
本の中の1ページ、群れなすチョウの圧倒的な数に目を奪われたからです。
これをお見せしたい!
と思ったものの、私は既に知っている。
本の中身の写真掲載はご法度なのです。
何故って?
中身は商品だからです。
商品を勝手に手渡す行為になってしまうからです。
表紙はオッケイ!それは商品の顔であり、広告塔的な役割を持つものですので、禁じられてはおりません。

 それを知らずに以前の記事において、本の中の1ページや漫画の一コマを載せてしまっており、それは修正もせずに放置しています。
追々きちんと手直ししなければなりませんね。

しかし、この事を知った後は、さすがにその行為に及ぶことはできません。
なので、お見せしたい写真の掲載は断念。
それに伴い、さらなる「エゾシロチョウ」ネタを書くことはいたしませんでした。

 さて、ここまで書いて湧いた疑問です。

新聞切り抜き・ネット上のページのスクリーンショットは?

 新聞の切り抜きを、写真に撮り掲載することはどうなのでしょう?
どうなのでしょう?とつぶやきつつも、私はすでに「エゾシロチョウ」を紹介した道新記事の一部を貼り付けておりますよ。
また、他のウェブページのスクショを載せること、こちらは???
私、今まで頓着なく行ってきましたよ。
「新聞協会」「著作権」と打ち込み、検索をかけてみました。
原則として、利用に際しては承諾が必要
ということが書かれてあります。
この原則は常に頭の中に入れておかなければなりませんね。


「新聞協会」最近、新聞・通信社が新聞や電子メディアで発信する記事・写真などの情報をインターネット上などで無断利用する事例がかなり目につきます。無断で利用する人の多くは著作権問題があることに気が付いていないか、気が付いていても「個人のページに載せるのだから」「営利を目的とするわけではないから」という理由で、「認められるだろう」と安易に考えているようです。

しかし、新聞・通信社が発信するほとんどの情報には著作権があります。著作権法では、新聞や報道にかかわるいくつかの事項について、一部自由に使えるような規定もありますが、原則として利用する際には承諾が必要なのです。

ネット内の記事や写真については以下の通り。

インターネット上での著作物の利用も、基本的には印刷刊行物やテレビなどでの利用の場合と変わりありません。新聞・通信社が発信する情報の利用を希望される場合には、必ず発信元の新聞・通信社に連絡、ご相談ください。記事や写真を無断でホームページに転載すれば、著作権侵害になります

 www.pressnet.or.jp

「権利の制限」

 ここでいう「権利」は著作権者の権利を指します。
一定の条件下のもとで、著作権者の許可をとらずに自由に利用することが可能となるのです。
その条件は以下の5点となります。
●私的使用のための複製(例・・家庭内で番組を録画し視聴する)
●図書館などでの複製(研究目的として館内の資料をコピー・・ただし全ページは不可)
●自分の著作物に他人の著作物を引用(ブログでの利用はこれに当たる。引用の条件が数点あり)
●学校などの教育機関での複製(教材利用)
●「非営利・無料」での上演や演奏

ということで「引用」として行う場合は、無許可での掲載や貼り付けは可能なのです。
「引用」については、以前調べて知識として得ていましたが、
自分が度々行ってきた作業(貼り付け)において、それが正しい引用に当たるのか?
ということに、いちいち気持ちを向けておりませんでした。

今後は、気を引き締めて向かわなければと思う次第です。
引用が成り立つ条件については、個々でお調べ下さいませ。
え??!!ここで放り出すのかい?
と思われるかもしれませんが、先を急ぎたいのです。
実はここからが、本日の果実の部分であります。
果実と呼ぶに相応しいかは、皆さんの判断に委ねるしかありませんがね・・。

つまり・・・何故唐突にこのような話題になったのか?
今から綴るのはそのことです。

ミイラ・ミイラ・ミイラ

 一昨日の晩、私はなかなか寝付けませんでした。
ようやく入った眠りの中で、気もちの良くない夢を見ては、目を覚ましました。

ああこれは、就寝前に検索し目にしたミイラの画像の影響かもしれません。
何故にそんなものを?
と思われることでしょう。


寝しなに読んだこの本、


それの52ページ。
それは『ミイラの少女』と題された話題です。

石川直樹氏は写真家として活躍されている方です。
単に写真家して紹介するのでは足りません。
登山家でもあり、社会を見つめるノンフィクション作家でもある、と思います。

この本は彼の旅の記録集なのです。
大雪に見舞われた東京から向かった先はペルーのリマ。
今から500年以上前のインカの時代に、生け贄としてアンデスの山頂で命を捧げた少女の足跡を辿ることが目的でした。
その少女の名は、「ドンセリャ」。
しかもその少女は、保存状態が極めて良いミイラとしてその姿が残されているのだそうです。
ムムム…いまは博物館に置かれているというそのミイラの姿を検索によって観ることができるのか?
そんな興味が湧きました。(単純に猟奇的な興味でした。)

ありました。
少女「ドンセリャ」以外のミイラたちも目に入りました。
ミイラミイラミイラの画像。
淡々とした気持ちで見たものの、やはり良くない夢見につながったようです。
さて、その画像を載せるようなことはそもそも考えませんでしたが、検索過程で、本の内容そのものが転載されているものを発見しました。
そこには件のミイラの姿も載せられています。

つまり、ネット内で自由に閲覧できるものとして、私の目にした文書がそっくりそのまま存在し、さらにそれは「ミイラ」の画像付き。

このように公開されているものを、リンク貼り付けすることは許されるのでしょうか?
その疑問がこの記事を書く発端となったのです。

ネット内のものを、リンクに貼ること・・・こちらは原則自由です。
ネットというものがそもそもそういう形で広がることを想定しているから。
ただし例外もあるようですので、しっかり知りたい方はこちらを参考になさって下さい。
tabibitojin.com

なので問題ないと信じた上で、ここにポチッとな!
数ページさきに出現する
ミイラの姿を見るも良し!

ですが、石川氏の文章も是非ご堪能下さいませ。

今まで十の話題を読んできましたが、どれも興味深く優れた記録だと感じました。

gendai.media
 
出典は「現代ビジネス」です。