カラリ週末・カランと午後の日

めでたく晴れて

 9月23日、秋分の日は「晴れの特異日」だそうです。
そして当町では、毎年その日に収穫祭的な意味合いで行われる「産業祭り」が開催されます。
 しかし、一昨年、昨年は、悪天候下の開催でした。
屋外を歩く人は少なく、イベントは屋内の施設で観覧する形となったのです。
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さて今年はどうか?
晴れました!

そしてこの日を目がけて娘と孫がやってきました。
子どもたちを対象にしたイベント「鮭のつかみ取り」に参加するために。
できれば鮭は鮭でもメスの鮭、腹の中のイクラを是非ゲットしたい!
と母親ばかりは息巻いておりましたが、参戦するのは孫のK。
上手いこといくかしらね!

彼らは、高速バスに乗り金曜夜に遠軽到着。
翌朝、
非日常モードの気分に誘われてか早起きをし、早々に会場に行きたい様子のKでした。
ここ湧別で暮らした3年間、共に保育所で過ごしたお友達に会うのが楽しみなのです。

水に入らんかい!!!!!

 会場は大賑わい。
そんな人の流れの中で、早くも友達と再開の
ママ同士も喜びの声をあげていました。


枝豆買って、ホタテ釣りをし、
つかみ取り受付後はオモチャのくじ引き。



そこを手伝っていたH君は、商店の息子で娘の同級生。
ここでも、
「わあ!久しぶり!」
の歓声があがりました。
その後、会うこと会うこと…。
娘も、孫も、そして私も、様々な知り合いに会い、その都度手を取り合っての交流となったのでした。

さてさて肝心の鮭のつかみ取りは如何に?
臨時に作られた生け簀に泳がされた魚たち。
「よおい!はじめ!」
の号令と共に水の中へ進むこどもたち。
が、おそれをなして生け簀の縁から足を下ろせない子どもも大勢いました。
Kもそちらのグループ!
そんなんじゃつかめない!
ママも後ろから相当発破をかけたようですが、かなりの時間そんな状態でした。

こらあ!足湯じゃないんだそ!
つかみにいかんかあ!
とカメラを向けながら声をかけたkyoko婆でしたが、ギャラリーの声援が響く中、私の声など届くわけもなく。

終盤になり、ようやく水の中に踏み出しましたが、ただただうろつくばかりの彼女に捕まる魚はいないのです。
とうとう、スタッフさんがたも網ですくって持たせてくれました。
参加した子どもたち全員がそうやって鮭を持たせてもらっていましたよ。
一旦着替えのため、義母宅まで戻り。
これが戦利品です。


戦利品というほど戦っちゃいませんでしたがね!

我々が再び会場へと戻った後、
義母が魚と、娘の買った殻付きホタテをきちんと始末してくれました。
感謝感謝!
魚はオスでした。でも赤く綺麗な身のついた良い魚でしたよ。

Tさん合流

 その日の午後。
もう一人の人物が合流。

娘が今お付き合いしている男性Tさんです。
お付き合いも深まり、すでに婚約中の間柄。
層雲峡での現場仕事を終わらせた後、こちらにやって来ました。
そう、夏に日帰りでやって来たお客さんの正体は彼でした。
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娘のママ友さんたちとも直ぐに打ち解け、祭の午後の部を楽しみました。

メインイベントの大抽選会は、ハズレ!
今年も箱ティッシュのお持ち帰りとなりました。

 家に戻り、晩御飯。
ホタテ刺身に舌鼓。
これは我が家で買って殻付きのまま冷蔵保存しておいたものです。
直前まで生きていたホタテの刺身を感激しながら食べてくれたTさんでした。
夫は、わざわざ隣町まて行って美味しい肉も買い求めておりましたので、焼き肉も同時進行。

満腹になった後は、町の湯に入りに行き、若者たちはそのまま夜の部の交流として花火を楽しんだのでした。

Kは、強行イベントでの疲れに加え、懐かしい友と別れ、翌日は自分一人が札幌へ帰る淋しさもあり、ご機嫌が不安定でした。

カランと午後の日

 翌日曜日。
帰りはTさんの車で帰ります。

買ったものもらったものを、山のように積んで帰ってゆきました。
別れ際涙が出てどうしょうもない私でした。
でも、穏やかで、それでいて逞しく、懐の深いTさんと、彼の人柄を完全に信じ、仲良くやり取りする娘の様子に心底安心もした私。
孫のKもすっかり懐いております。
涙の中にはそんな安心感も含まれておりました。

 入籍は年末になりそうです。
どうあれ、良いことばかりの人生などあり得なのですから、今後ままならない出来ごとに見舞われ悩む日もありましょう。
でも、二人で良い家庭をつくっていってくださいね。
Kを大切に育てて下さいね。

楽しい時間をありがとう!
娘Aよ!
Kよ!
そしてTさんよ!

 午後は気持ちが、空っぽになってしまいました。
疲れと虚脱感に見舞われました。
一夜明け、
さあ!!!月曜日!!
気力を充電してお仕事に向かいましょう。